先週は、日本の友人たちのSNSの投稿は「桜」一色だった気がしますが、オーストラリアは季節が逆なので、秋が深まっています。
僕が旅を始める前に住んでいたサンシャインコーストは緯度が26度くらい。日本だと沖縄の那覇と同じくらいなので、冬でも寒くならず、1年中テニスをするには最適ですが、四季を感じることはほとんどありません。暑い時期と暑くない時期、みたいな1年です。
今週、滞在しているのは南オーストラリア州のアデレード。南緯35度くらいなので、ほぼ東京と同じです。ですから、秋の感じがとても懐かしい感じがするのです。
先週末に、Mount Loftyという市内から30分もかからない小さな山の植物公園に行ったのですが、そこではすでに紅葉が始まっていました。空気も乾燥しているので、東京の10月とか11月の、秋の長雨や台風の時期が終わって、冬に向かって空気が乾燥し始める、そんな季節を思い出させてくれます。(いったい、いつになったら日本に行けるのだろう。)
日本で暮らす魅力の一つは、四季の移り変わりを楽しめることだと思いますが、アデレードなどのオーストラリアの都市にも、こんな素敵な紅葉と、春にはジャカランダというまるで桜のように期間限定で楽しめる花が満開になり、同じように四季を楽しむことができます。多くの日本人はオーストラリアを、青い空、青い海、美しいビーチ、みたいな南国のイメージとしてとらえることが多いのですが、日本に負けないくらいの繊細な自然を楽しんでもらえたらいいなと思います。