ベストを尽くす

実は今は日本に滞在しています。実家の近くに高校があるのですが、週末に駅まで歩いていく途中、その高校の前で、試合に来たと思われる陸上か何かのチームが監督みたいな人に怒られていました。女子高生たちが一列に並ばされて、中年のおじさん監督が愛のある?罵声を浴びせていました。(あまり、いい言葉遣いではなかったので、具体的には書きませんが。)

いまだに、こんな風景ってあるんだなあと思ったのですが、そのおじさん監督にとっては、その世界でしか生きてこなかったので、そのように叱責することが正しいことなんでしょう。でも、そんな風に教育された若者たちが、大人になってブラック企業で部下たちを罵倒するかもしれないことを考えると、この負の連鎖は断たなければいけません。


じゃあ、僕が監督だったら何を語るんだろうと考えてみると、「ベストを尽くしましたか?」という質問が思い浮かびました。個人として、チームとして、ベストを尽くせたのかを各メンバーが考える時間は大切だと思います。もし、ベストが尽くせなかったとしたら、その原因と次はどうしたいかを聞くのだと思います。チーム競技だったら、それを皆んなで考えることもチームの質を高めるのに役に立つと思います。というか、青春の大切な時間の使い方として思い出に残るかもしれません。

スポーツなんて、しょせんゲームなので、勝つ時も負ける時もあると思います。勝敗にこだわるのではなく、本当にベストを尽くせたかどうかにこだわっていけば、その高校生の人生に生きてくるのだと思います。そして、ベストを尽くせたというゲームはなかなか難しく、60歳になってもそんなやり切ったテニスの試合ができることが、僕の目標です。
衛藤 伸彦
オーストラリア留学センターの代表をしています衛藤伸彦(えとう のぶひこ)です。 現在は南オーストラリア州のアデレードに住んでいますが、全豪6都市(シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にある支店や全豪の学校や大学、東京支店などを出張しながら、若者たちが自分らしい人生を送るためのアドバイスやセミナーを開催しています。

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