今日の話は、道端で「アンケートいいですか?」と声をかけてくるおばさん達に気をつけろという話ではありません。(でも、あのビジネスモデル?は僕が学生の時からあるので、40年間は普遍だということですね。それはそれですごいというか、日本って何も変わっていないのが怖いですね。)
何かを発表するためにアンケートを取っているという事に気をつけろという話です。政治家の保身のためのアンケート調査は、信じられないのは当たり前ですが、世の中、似たようなことは至る所で見つけることができます。
「お客様の満足度98%!(当社アンケート調べ)」みたいなのは、嘘つけ!と突っ込みたくなりますが、「お客様の満足度70%(当社アンケート)」という正直な会社があったら、きっと98%の会社を選んでしまうのが人間の心理の悲しいところです。ですから、発表されているアンケート結果を意思決定のための情報としては使わないと決めた方が正しい決断につながります。
アンケートは自分たちのサービスや商品の質を改善するためにお客様の意見を聞く目的で開発されたものなのに、それがいつの頃からか自己満足を通り越して、マーケティングのための情報になってしまっています。年寄り向けの通販サイトやテレビでは、そんな情報ばかりで、爺さん婆さんは簡単に騙されてしまいますが、留学を目指す若者達には、そんな手法が役に立たない判断力を持って欲しいと思います。