避暑は南の街へ

先日の週末はアデレードには熱波がやってくるという予報だったので、急遽、アデレードから南に4時間のドライブで到着するRobeという街に泊まりに行ってきました。アデレードに住み出して最初は違和感がありましたが、最近は慣れてきたのは、北風は暑く、南風は冷たいということです。


「北風と太陽」というイソップのお話がありましたが、アデレードで北風が吹いたら、誰だってコートはすぐ脱いじゃうので、アデレードの子どもたちは、話の意味を理解するのに時間がかかっただろうなあとか、そんなくだらないことを考えながら、久々の車の旅を楽しんでいました。


Robeの街はアデレードから4時間近くかかるし、もう夏休みも終わったので、週末といってもあまり混んでいなくて、ちょうど良い賑やかさでした。そして、アデレードよりも5度から10度も気温が低かったので、(ちなみにアデレードは40度でした!)とても過ごしやすく、夕日を見に行った時はウインドブレーカーを着なくてはいけないくらい涼しくて快適でした。


ここは漁業と観光の街で、南オーストラリア州には、似たような街がいくつかあります。でも、この街の魅力だと思ったのは、地元の人々にも愛されている素敵な地ビール屋さんがあったり、アデレードのカフェでも使われているコーヒーのロースターなどが、しっかりとビジネスをしていることです。そこでは20代30代と思われる人々たちも楽しそうに働いていました。




これからどんどん成長とか発展するという街ではありませんが、持続可能には十分なラインは超えていると思いました。これからの時代って、むやみに成長を目指すのではなく、十分(enough)を目指して、それを維持していく方が、時代にも振り回されなくてストレスも少ないのだと思います。僕たちの留学のビジネスも、少子化が進んでいく中でも、会社が維持できる十分な数の素敵な若者たちに出会って、一人一人の人生についてゆっくり話ができていけば良いなと思います。

来年はこの暑い時期に1週間くらい滞在してみようかなと思っています。
衛藤 伸彦
オーストラリア留学センターの代表をしています衛藤伸彦(えとう のぶひこ)です。 現在は南オーストラリア州のアデレードに住んでいますが、全豪6都市(シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にある支店や全豪の学校や大学、東京支店などを出張しながら、若者たちが自分らしい人生を送るためのアドバイスやセミナーを開催しています。

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