Paper or Plastic?

我が家では、パンはできるだけスーパーマーケットでは買わずに、週末のマーケットで買っています。土曜日に買い物に行く場合は市内のセントラルマーケットの自然酵母のパン屋さんに行くのですが、そこでは必ず、「スライスしますか?」と聞かれ、その後に「Paper or Plastic?」と聞かれて、紙の袋に入れるかプラスチック(ビニール)の袋に入れるのか聞かれます。この時代に、あまりプラスチックと答える人は多くないようですが、スーパーマーケットではほとんどがプラスチック袋にパンは包装されているので、街のベーカリーでパンを買うことは、環境のためにも、小規模でも大切にパンを作っている人たちのためにも、意義のあることなんだと思います。


日本に帰った時、パン屋さんに行くとあんぱんもドーナッツもホットドックもそれぞれ薄いビニール袋に入れられて、かつそれを大きな袋に入れてくれたりします。そんなプラスチック過剰な世界に生きていると、それが普通になって疑問もわかないのかもしれませんが、オーストラリア暮らしの僕にとっては、とても違和感のある風景です。

日本の常識は、時々世界の常識と食い違っていますが、それに気づくためにも、人生のある一時期に世界に出て生活をするのは、視野を広げるためにもチャレンジしてみてください。ただ、その出かける先は、日本よりも生活の質(Quality of Life)が高いところを選んだ方が、学びも増えると思います。日本円がまだ威力を持っている国に行って、わずかな満足感に浸っていると、あまり成長せず、時代に取り残されてしまうのでお気をつけて。
衛藤 伸彦
オーストラリア留学センターの代表をしています衛藤伸彦(えとう のぶひこ)です。 現在は南オーストラリア州のアデレードに住んでいますが、全豪6都市(シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にある支店や全豪の学校や大学、東京支店などを出張しながら、若者たちが自分らしい人生を送るためのアドバイスやセミナーを開催しています。

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