2週間前にサンシャインコーストを出発して、ゴールドコーストなどの海沿いの街を南下して、4日間でメルボルンに到着し、メルボルンで仕事とテニスの試合に出るために1週間弱を過ごして、一昨日にタスマニアに到着しました。これからが本当の旅の始まりという感じです。
タスマニアには2018年に旅をした時と同じく、フェリーで移動しました。メルボルンの近くのジーロングという街から夕方に船に乗り、早朝にデボンポートという港町に到着します。ほぼ12時間の船の旅です。ここ数日は、Lulworthという買い物をする場所もカフェもご飯を食べるところもない海辺の街のコテージに滞在しています。隣の家とは100メートルくらいは離れているので、人が住んでいる気配は感じても、話すことはありません。
早起きをして日の出や海を眺めたり、近くを散歩してワラビーに出会ったりしています。こんな環境でも、十分な速さのネットが繋がるので、ブリスベンの大学のスタッフとオンラインの会議をしたり、お客様と話したりして、仕事も出来ています。もう、場所とか距離というものは、ほとんどビジネスには関係なくなっているのだと思います。
この数年の社会の大きな変化は、人々が密集して住んでいる都市というもののリスクだと思います。ウイルスの感染がすぐに拡大したり、人々が密集しているというだけで事故になったり。
ですから、のんびりした田舎で、ネット環境を活用しながら自分のペースで働きたい若者たちは増えていくでしょうし、そんな場所で生活の基盤を作っていくというのは、必要なスキルの一つになっていくのかもしれません。留学をする場所においても、シドニーやメルボルンなどの大都市も相変わらずの人気ですが、最近は、都市ではない場所をあえて選ぶ人たちも増えてきています。
そんな田舎の留学先として、タスマニアはとても魅力的です。都会の刺激よりも田舎の自然の中で過ごすのが好きな若者たちには、ホバートやローンセストンというタスマニア大学のキャンパスやTAFEのキャンパスがある街が選択肢になっていって欲しいです。