いい人でいる戦略

旅も終わりに近づいてきて(と言うかほぼ終わっていて、現在はゴールドコーストにいます)サンシャインコーストに戻った時の家探しを始めました。実は、正月明けに前に住んでいたアパートの管理人さんに連絡して、2月か3月かに空く部屋があるかたずねてみました。「残念ながら一つ空く予定の部屋があるけど、すでに6人が申し込んでいるから、ちょっと難しそう。お役に立てないけど、他でいい家が見つかったら推薦状とか書いてあげるからね」と言う回答でした。そのアパートは綺麗だし、住んでる人は年配の人が多くて落ち着いてるし、プールは大きいし、ジムもあるし、カフェもあるので、僕のように家で仕事をする時間が長い人にとってはとても便利なのでしたが残念でした。



いよいよ、サンシャインコーストに戻るまでに1ヶ月を切ったので、先週から不動産賃貸サイトを眺めだし、検索してあたりをつけて、いくつか連絡する候補のリストを作っていたら、先週の金曜日にいきなり、その前のアパートの管理人さんからメールがきて、急に一つの部屋が空くことになり、まだ誰にも話してないので、もしまだ家を探していて、興味があるならすぐに返信して、というものでした。もちろん、興味があるので、現地にはいけないけど写真ある?と返信し、写真を数枚送ってもらって、すぐに保証金を送金して、その部屋を確保してもらいました。

数日はかかるだろうと思っていた家探しが、わずか1日もかからずに、それも納得する家を確保できました。これは、僕たちが前に住んでいた時に、いつもにこやかに挨拶したり、部屋をとても綺麗に使っていたり、退出する時もしっかりと掃除などをしたので、管理人さんとしては、僕たちに貸せば安全だと思ったのだと思います。他の人に話す前に、僕にメールしてくれたのは、本当にラッキーだったし、他の人から言わせれば不公平な話です。

ただ、世の中は、このように不公平です。そして、不公平の恩恵にあずかるためには、権力者になってどこかの政治家みたいにずるい取引を実現させるか、「いい人」でいて親切なオファーを受け取るかなのです。もちろん僕は権力者よりもいい人の道を選んでいきたいと思います。
衛藤 伸彦
オーストラリア留学センターの代表をしています衛藤伸彦(えとう のぶひこ)です。 現在は南オーストラリア州のアデレードに住んでいますが、全豪6都市(シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にある支店や全豪の学校や大学、東京支店などを出張しながら、若者たちが自分らしい人生を送るためのアドバイスやセミナーを開催しています。

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