毎年、夏休み明けの9月から11月は、高校3年生たちの出願時期のピークで、大学進学担当のスタッフたちにとっては1年で一番忙しい時期になります。12月に入ると、オーストラリアの大学も夏休みに入り(季節が逆ですからね)大学の窓口ものんびりし始めるので、今月中に出願を終えたい感じです。もちろん、12月以降でも受け付けてくれますが、返信が若干遅くなるのです。
私たちの会社は、オーストラリアの42大学のうちの26大学とエージェントとしての契約を結んでいて、これは日本の会社では最多です。今の私たちの規模では、この数が限界かなと思っています。昨年は120名、今年は150名以上の若者たちの大学進学を無料でお手伝いしています。7年前にこの大学進学市場に本格的に参入したときは、数名だった大学進学者も100人を超え、来年は200人を超えるかもしれません。海外の大学に進学するなんて、考えてもみなかった40年前の僕たちの時代とは全く違う状況なのです。
ですから、僕は日本の未来に対しては、少し楽観的です。「海外の大学を出た奴らは、気が利かなくて使えない」みたいなことを平気で言ってた「使えない」おっさんたちが引退して、海外組たちが社会を引っ張っていく時代になれば、グローバルな企業活動もスピードアップするでしょうし、世界からの視点を意識しながら日本の魅力を伝えられるし、自然環境についての意識も世界標準になるのだと思います。10年とか20年とか、そんな時代はあっという間にやってくるので、そんな時代を楽しみに、仕事を続けていきたいと思います。