不安をコントロールするための留学

この将来が見えない環境の中で、世の中の人々を大きく2つに分けると、不安な人たちとそんなに不安ではない人たちに分けることができるかもしれません。不安にさいなまれると、精神的にも弱くなるし、そうなれば健康にも影響が出てきます。また、お金を持ってるからと言って不安じゃないというわけでもなく、生活や気持ちをコントロールできているかの方が大切な気がします。

となると、不安をコントロールする技術が、いい人生を過ごすためには必要条件と言えるかもしれません。多くの宗教がそのような技術を伝えることで信者を増やしてきたわけですが、僕は「信じれば救われます!」みたいに言われても、「はあ?」って感じだし、いちおう留学教?の伝道師なので、オーストラリアに留学することで、不安をコントロールために役立つことを書いておきます。


まずは、シンプルで貧乏な生活に慣れることができます。オーストラリアにいる多くの留学生たちは毎月1200ドルから1500ドルくらいで生活しています。日本円で10万円から12万円です。みんな、そんな感じで生きているので、楽しみ方は安い食材を買ってきてバーベキューです。それで十分幸せなら、将来、たとえ仕事がうまくいかない時でも、最低限のお金で楽しく生活するイメージを持つことができます。シェアハウスで生活する経験も、将来、人の家に転がり込まなくてはいけない事態になった時に役に立つかもしれません。

次に人の目を気にしなくなります。世界からやってくる留学生たちは、ほとんど人の目なんて気にしていません。自分の価値観で生きています。そのマインドセットって不安になることを防いでくれます。日本人は親がどう思うかとか友だちと差がつくのが嫌だとか、ダメなやつだと思われるのが嫌だとか、世界の若者たちからすると、けっこうどうでもいいことで不安になりますが、それがかなり払拭されると思います。だって、授業では恥をかくことの方が多いのですから。怖いもの知らずになっていきます。

もう一つは、純粋に能力が高まるということです。少なくとも英語でコミュニケーションすることは出来るようになります。大学生たちは、それに加えて専門性のある勉強で鍛えられ、知識が増えます。就活で不安になるのは、自分にはたいした能力がないのではと思う時ですが、オーストラリアの大学で学んだ勉強を整理してみると、社会で使える能力が高まっていることに気づくはずです。その能力に自信を持って、不安を吹き飛ばしてください。

不安をコントロールするのは学ぶことができる技術です。頼れる親や友人がいない海外でその技術を訓練していくことができるのは、留学の大きなメリットだと思いますよ。
衛藤 伸彦
オーストラリア留学センターの代表をしています衛藤伸彦(えとう のぶひこ)です。 現在は南オーストラリア州のアデレードに住んでいますが、全豪6都市(シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にある支店や全豪の学校や大学、東京支店などを出張しながら、若者たちが自分らしい人生を送るためのアドバイスやセミナーを開催しています。

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