便利と幸せはちょっと食い違う

オーストラリアに来ると、多くの人が「日本はもっと便利なのに」とイライラします。電車は遅れるし、店は6時くらいには閉まっちゃうし、とにかく、日本に比べると様々な事が不便なのです。さらに日本人をイライラさせるのが、その不便さをオーストラリア人はそんなに気にしていない事。便利じゃなくてもやってけるし、別に気しなくてもいいんじゃない。そんな感じです。何事においてもずいぶんとのんびりしています。

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しかし、よくよく考えてみると、日本では世界最高の便利さを提供するために、夜遅くまで働かなくちゃいけない人は出てくるし、夜中も動く自動販売機のエネルギーも使わなくてはいけないし、社会や人々はかなりのコストを払っていると思います。みんなが幸せになるには、ちょっとくらい不便でもいいよねというオーストラリア的な発想は、これからの日本人に取っては凄く大切なものではないでしょうか。ワークライフバランスをみんなが取るためには、便利さはあきらめなくてはいけない時もあるのではと、日本に帰ってくるたび思うのです。
衛藤 伸彦
オーストラリア留学センターの代表をしています衛藤伸彦(えとう のぶひこ)です。 現在は南オーストラリア州のアデレードに住んでいますが、全豪6都市(シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にある支店や全豪の学校や大学、東京支店などを出張しながら、若者たちが自分らしい人生を送るためのアドバイスやセミナーを開催しています。

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