記憶に残る旅に出かけよう

メルボルンへの出張のついでに、週末は車を借りて、グレートオーシャンロードに2泊3日の旅をしてきました。メルボルン市内から、有名な「12使徒の岩」までは250キロなので、日帰りドライブも可能なのですが、今回は海沿いの町で休憩しながらのんびりとした時間を過ごしました。


実は若い頃は、僕はあまり旅をしたことがありませんでした。テレビや雑誌などで見たことがある場所にわざわざ行くことの価値がよくわからなかったし、誰かに誘われることもなかったし、そもそもお金が無かったので、旅をする余裕もないので興味もわかないという感じでした。


旅の意味が見出せるようになったのは、出張などで世界の街を一人で歩くようになってからです。旅人として、つまりはその街の異邦人として、少しの距離と敬意を持って街や人々を眺めたり、話したりすることで、そこで育まれている普通の小さな幸せを感じることが、僕にとっては旅の一番の楽しさです。


今回もグレートオーシャンロードの宿の元教師だったおじさん、チョコレート屋さんのおじさん、チーズ工場のおじさん、みんな素敵な話をしてくれました。


だからこそ、旅はゆっくり出かけましょう。日帰りで行けるところでもその街に泊まってみましょう。観光スポットをいくつ見たかよりも、カフェや宿の人とちょっとした会話の方がずっと記憶に残ると思います。

 
衛藤 伸彦
オーストラリア留学センターの代表をしています衛藤伸彦(えとう のぶひこ)です。 現在は南オーストラリア州のアデレードに住んでいますが、全豪6都市(シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にある支店や全豪の学校や大学、東京支店などを出張しながら、若者たちが自分らしい人生を送るためのアドバイスやセミナーを開催しています。

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