先日、クイーンズランド大学から送られてくる記事を読んでいたら、今年の12年生(日本の高校3年生)の出願において、対前年で一番増加率が高かったのが、bachelor of environmental science (環境学)なんだそうです。クィーンズランド大学はオーストラリアのトップ8大学の一つで、そこで環境学が人気だと言うことは、オーストラリアの優秀な若者たちの興味やキャリアの軸の一つに環境というキーワードがしっかりと入ってきていることを表しています。
オーストラリアは資源や農作物が主要な輸出産業であり、自然からの恵みによって成り立っている国と言えます。そんな状況の中で、環境が少しずつ破壊され、そして温暖化などの影響もある中で、今回の山火事はさらにオーストラリアの若者にとって自然を守ることの重要性を考える機会になったのだと思います。そして、これからの時代に、世界の共通言語、常識として、英語と環境というのは欠かせないものです
「環境に良い」という言葉がどんどん安売りされ、胡散臭い言葉に成り果てた今の社会において、しっかりと学問としての環境を学び、これからの時代に貢献していく若者たちが日本からもやって来て欲しいと思いました。