空白の40年

クリスマスの時期がやって来ると、オーストラリアはイギリス連邦の影響もあるので、イギリスっぽいクリスマス音楽が、僕がよく聞いている年寄り向けのFMから流れてきます。(つまり、ビングクロスビーのホワイトクリスマスはそんなに流れません。真夏で暑いし。。)ワムの「ラスト・クリスマス」と並んでよく流れてくるのが、チャリティーソングだった「Do They Know it’s Christmas?」です。今の日本の若い人たちはほとんど知らないでしょうが、当時のイギリスのアーティストたちがアフリカの飢饉に寄付をするために、集まってクリスマスにちなんだ歌をリリースして、世界的なヒットを記録したのです。

この歌が発表されたのが1984年だそうで、僕は大学4年生。社会に出る前の純粋な若者でした。この時代は、今よりももちろん貧しかったし、世界もそれなりに混乱はしていましたが、こんなプロジェクトが生まれるように皆んなで世界を良くしていきたいという雰囲気があったと思います。

しかし、それから41年が経ち、本来ならもっと世界は平和で住みやすくなっているはずだったのに、もしかしたら1984年よりも生きづらい世の中になってしまった感があります。多くのリーダーたちが、自分だけが良ければ、自分の組織だけが良ければ、自分の国だけが良ければ、他の人々のことは全く気にしない態度をあからさまにとり、長期的な平和の道はかなり険しい感じです。

こんな時代を変えたいと思ったら、まずは違う国の人たちと話をすることを始めてみてください。それは、日本にいても出来ることだし、オーストラリアに来たらもっと多くのチャンスがあるでしょう。テレビやネットの誰かの思惑がたっぷり詰まった情報で何かを判断するのではなく、多くの人たちが、ひたすら会話をしてリアルな体験を積み重ねていくことで、空白の40年は少しずつ埋めていけるのではないかと思っています。
衛藤 伸彦
オーストラリア留学センターの代表をしています衛藤伸彦(えとう のぶひこ)です。 現在は南オーストラリア州のアデレードに住んでいますが、全豪6都市(シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にある支店や全豪の学校や大学、東京支店などを出張しながら、若者たちが自分らしい人生を送るためのアドバイスやセミナーを開催しています。

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