自粛生活を経験してみて感じることは、僕には友だちってそんなに多くないなあ、ということ。ましてや、僕のように田舎に住んでると、日常的に話すのは奥さんとテニス友達の合計5人にも満たない人たちで、あとは会社のメンバーだけという、なんともシンプルな生活です。
それでも、十分に幸せなので、僕にとって、友人の多さと幸せには相関関係は無さそうです。だいたい、不幸やストレスの多くは人間関係によってもたらされ、それも自分で選べない集団の中で起こります。学校のクラスであったり、会社の上司であったり、マンションの隣の人だったりするわけです。
それなら、何かを選択するときに、その集団と自分の相性のようなものについて、想像を巡らすことはとても大切な戦略ではないでしょうか?例えば、語学留学のための学校選びで、真面目な留学生が多い学校と、不真面目な(とはなかなか書けないので、楽しみを優先している)留学生が多い学校と、どちらを選ぶかなどは、よく起こる問題です。うちの営業方針は、ちゃんと説明しても真面目さよりもゆるい学校を望む(そして、そのような学校は値段が安い)お客様に対しては、積極的に営業することもなく、他の留学会社で申し込まれても、あまり気にしません。やはり、できるだけ素敵な友だちができる環境で勉強してほしいからです。
また、大学選びも、頭のいい友人たちから知的な刺激を受けたり議論をしたかったら、クイーンズランド大学などのトップ大学に行けばいいし、素朴で優しい友だちたちと時間を過ごしたければ、地方国立大学みたいな雰囲気のウーロンゴン大学とかサンシャインコースト大学などを選ぶ方がいいと思ってカウンセリングをしています。いい友人たちと出会うと、成績もよくなっていくというのが、経験上見えてきたし、いい成績をとって、自信を持って卒業することは、その若者にとって大きな財産になるのだと思います。
よく、「自分に合った学校を探したい」という問い合わせを受けますが、それって、「自分に合った人々が学ぶ学校を探す」と翻訳してもいいのではないかと思っています。