牛だって好奇心

丑年のスタートを、奇しくも牛の牧場で切ることになり、オーストラリアの元旦は初詣もレストランも開いている店もないので、ベランダから時々牛たちを眺めていました。

この牧場に飼われている?放牧されている?のは、30頭くらいなので、観察しているといろいろ気づくことが出てきます。子牛は5頭くらいいるのですが、兄弟なのか同級生なのか分かりませんが、仲良しでよく飛び跳ねて遊んでいます。でも1頭の黒毛の子牛は、ちょっと仲間外れにされていて、(ちょっと小さいので他の子牛たちが小学校3年生なら、この黒毛くんは幼稚園生という感じです。)かつ、寂しがり屋なのか、よくお母さんを探すために鳴いています。牛が鳴くのは子どもの方が多いようでした。

大人の牛たちはどうかというと、典型的な牛たちで、いつも草をゴリゴリ食べていて、それ以外に人生の目的や楽しみはないのか!と聞きたくなるくらい、草を食べ、太り、動きが遅くなり、しようがないから、また食べちゃう、みたいな子牛たちとは対照的な姿でした。

快適なゾーンでずーっと刺激もなく暮らしていると、こんな風になっちゃうよなあと、ちょっとせつなさを感じていました。

ところが、うちの奥さんが、柵に沿って散歩していたら、なんと、全ての牛たちが彼女めがけて集まってきたのです。餌はそこら中に生えているので、餌をもらいにきたわけではないし、人間が珍しいわけでもないでしょう。でも、彼らからすると、何かしらの好奇心をくすぐる状況があったのかもしれません。あるいは、普段があまりに退屈だったのかもしれません。

なあんだ、君たちも草を食べてるだけじゃ退屈なんだねと、昨年はコロナウイルスのおかげで、なんとなく縮こまっていた自分の今年の目標を「今まで以上に好奇心を持って、学んだり、無理しても動いてみる」ということにしようと思ったのでした。
衛藤 伸彦
オーストラリア留学センターの代表をしています衛藤伸彦(えとう のぶひこ)です。 現在はサンシャインコーストに住んでいますが、全豪6都市(シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にある支店や全豪の学校や大学、東京支店などを出張しながら、若者たちが自分らしい人生を送るためのアドバイスやセミナーを開催しています。

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