野生動物を保護する家族

今週はシドニーから約200キロ内陸に入ったBathurst(バサストみたいに発音します)という街の郊外に滞在しています。


Bathurstは1800年代初頭にオーストラリアで初めて内陸に作られた街として有名で、1850年代以降は、近隣で発見された金の集積場所として、ゴールドラッシュに沸いた街です。街並みを見ても、歴史を感じる頑丈な作りの建物と広々とした道路、美しい公園や多くのパブなど、一攫千金を狙った人たちが押し寄せていた姿が思い浮かびます。

そして、泊まっている場所は、野生動物(どちらかというと小動物)の保護活動をしている家族が経営するAirbnbのコテージです。朝と夕にやってくるワラビー、美しい夕日が眺められるベランダや、清潔で快適な部屋、どういう訳かやたらと速いモバイルのインターネット。はっきり言って、ずーっと住んでいられそうです。

この家族は、オーストラリア特有の有袋類の小動物を、狐などから守るためにフェンスで囲った広い場所を作って保護しています。同じ有袋類でもカンガルーやワラビーは大きいし逃げ足も速いので、外敵には強いのですが、ネズミくらいの小さな有袋類はどんどんその住処が狭まっているそうです。このフェンスは、寄付を募って昨年の9月に出来たばかりだそうです。この他に、オーストラリアの野生の犬であるディンゴもつがいで保護しています。

フェンスの中の小動物を彼らの活動する夜の時間に、そのオーナーと見学をしたときに話をしたのですが、こんな場所は小さい時からの夢だったそうです。少年時代から動物が好きで、動物を保護する仕事をしてきて、ついに自分のプロジェクトを家族と一緒にやれることになったと話してくれました。きっとここまでくるのに、多くの苦労をしているでしょうが、豊富な知識と、あふれる愛情で、乗り切ってきたのだと思います。今後も彼らのプロジェクトが安定して発展することが楽しみです。

サンシャインコースト大学にはAnimal Ecologyという学科があり、動物たちを愛する多くの日本人の留学生たちが勉強しているのですが、彼らのうち何人かは、将来こんな場所を作るのかなと想像して、素敵な気持ちになりました。

滞在先のサイトはこちらです。シドニーに留学している方は、お休みのときにでも訪ねてみてくださいね。
衛藤 伸彦
オーストラリア留学センターの代表をしています衛藤伸彦(えとう のぶひこ)です。 現在はサンシャインコーストに住んでいますが、全豪6都市(シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にある支店や全豪の学校や大学、東京支店などを出張しながら、若者たちが自分らしい人生を送るためのアドバイスやセミナーを開催しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です