人がオフィスに代わっていく

急激に増えている問い合わせのおかげで、オンライン相談を僕も担当するようになって、色々な気づきが生まれます。例えば、オフィスの意義について。うちの会社はオーストラリアの6都市と東京にオフィスを持っています。国境が閉じてからの2年間、部屋のサイズを小さくしたりしてコストダウンには努めましたが、物理的に部屋はキープしています。でもリモートで働くことが普通となった現在の稼働率は3割にも満たない感じです。


オフィスで留学生たちと会えなくなっても、電話やチャットで連絡を取り合ったり、カフェでお茶をしたり、時々はやっぱりオフィスで会ったりしながらサポートをしています。そして、サンシャインコーストに住んでいる僕も、留学生たちの入国に伴ってお茶をしたり先輩を紹介したりと、サポートに時間を使っています。サンシャインコーストにはオフィスはありませんが、僕という人間がオーストラリア第7のオフィスをやっている感じなのです。そして、僕が住んでいるからかどうかは分かりませんが、サンシャインコーストには大学や語学学校が一つずつしかないのにもかかわらず、年間に20人以上の留学生たちがやってくるのです。

人がオフィスの代わりになっていくなら、まだ、僕たちの会社が進出をしていない、キャンベラとかタスマニア州のホバートなどは、毎年20人、30人くらいの留学生が訪れる可能性がある街なので、オフィスを持たなくてもそこに住みたい人を雇っていくことも検討できるかもしれません。

頼りになる大人が、その街にいて、留学生のサポートをしてくれる。頼りになるスタッフが、その街の教育機関とコミュニケーションを密にとって、マーケティングを成功させてくれる。僕たちのビジネスの目標はとてもシンプルなので、オフィスをどこに置くかということを考えずに、これからの戦略を考えてみたいと思います。
衛藤 伸彦
オーストラリア留学センターの代表をしています衛藤伸彦(えとう のぶひこ)です。 現在は南オーストラリア州のアデレードに住んでいますが、全豪6都市(シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にある支店や全豪の学校や大学、東京支店などを出張しながら、若者たちが自分らしい人生を送るためのアドバイスやセミナーを開催しています。

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