僕の会社では、社内のコミュニケーションツールはSlackを使っていますが、外部とのコミュニケーションは、ほぼ電子メールを使っています。そして、このメールというものの厄介なところは、外部に開かれたシステムであるがゆえに、迷惑メールがひっきりなしにやってくることです。
数日見ないでいると、数百件のメールが迷惑フォルダに溜まっていきます。そして、そのうちの1つくらいが迷惑メールではないので、時々チェックをしなくてはなりません。しかし、優秀なメールソフトのおかげで、そのチェックは1分もかからないわけですが、考えてみると僕にやってくるメールの半分以上が(もしかしたら8割くらいは)悪意のある迷惑メールなのです。
そして、これが今の世の中の現実であり、僕たちはそんな世界で生きていかなくてはいけません。知らない人についていってはいけませんよと小さい時に教わったことはネットの世界でも同様です。「オーストラリア留学」の世界の情報も、プロから見たら怪しげな情報があふれています。最近、気になるのが、どう見てもいけてない学校を「価格が安くて評判がいい」とかって推してる情報。僕たちは、そんな学校とは契約もしないので、そんな情報に引っかかる人が増えないことを祈るばかりです。
僕たちの現地オフィスに、「他の会社の美味しい話に騙されたみたい」と相談に来られても、僕たちが助けてあげられる範囲にも限界があります。美味しい話(格安で質のいい授業とか、永住権が取れるとか、一流企業でインターンシップができるとか)は、まずは疑ってみてください。外国などアウェイな環境で、正しい情報を選び取っていく経験は、これからの時代に必要なスキルだと思うので、意思決定をする前に、様々な人の意見を聞くことをお勧めします。