みんながコアラを好きなわけ

ビクトリア州で観光というと、メルボルンに行って、そのあとグレートオーシャンロードにドライブというのが定番でしょうから、メルボルンより東側ってほとんどどんなところか分かっていませんでした。

今回訪れたのは、Raymond Islandと言う島です。ここは街をあげてコアラの保護とそれを観光資源として使っています。


朝早い時間なら、コアラも爽やかに起きているのではないかという仮説のもと、朝7時すぎに隣町のPaynesvilleと言う街から、移動距離100メートルくらいのフェリーで島に到着すると、そこからKoala Walkが始まります。コアラというと、遠くの方にかすかに見えたり、木の上の方で寝てたりと言うのしか経験がなかったので、全く期待をしていなかったのですが、歩き始めて5分で、すぐそこで、こちらを向いてるコアラを発見。朝一番のお客様くらいには挨拶しておこうという感じ。開店時のデパートで挨拶してくれる店員さんののりかも知れません。な訳ないか。


そのあとも、全部で10頭くらいのコアラをすぐ近くで見ることができたし、朝食に夢中で接近しても動じないコアラくんとも写真を撮ることができました。基本的に寝てるところしか知らないコアラの表情豊かな仕草に、普段はあまり動物とかに興味を持たない55歳の僕としても、結構ワクワクして楽しみました。



コアラって、どうしてこんなに日本人に人気があるのかを考えながら、(そもそもコアラは絶対にマーチするタイプの動物ではないし。。)歩いていると、ふと懐かしい光景が。東京の夜10時すぎの電車にかなりの確率でいる、手すりにつかまりながら酔っ払って寝ているサラリーマンみたいなコアラくん。可愛い!だけではない、こんな哀愁漂う眠り方も、日本人の多くの世代に共感を呼んでいる?のかも。
衛藤 伸彦
オーストラリア留学センターの代表をしています衛藤伸彦(えとう のぶひこ)です。 現在は南オーストラリア州のアデレードに住んでいますが、全豪6都市(シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にある支店や全豪の学校や大学、東京支店などを出張しながら、若者たちが自分らしい人生を送るためのアドバイスやセミナーを開催しています。

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