ありのままの観光業

先週から、ニューサウスウエールズ州からビクトリア州に移って、メルボルンから車で4時間くらいのBrightと言う街に滞在しています。この街を紹介する写真には、よく紅葉した街路樹などが使われているので、きっと秋に来るのがいいのでしょうが、真夏の今も避暑地としてとても過ごしやすいです。

毎月の各スタッフとの報告会が、先週の後半にあったので、日曜日、月曜日、火曜日に近くの山の中を歩いてきました。そして、金曜日からビクトリア州全域がいきなりロックダウンになってしまい、新しい場所に移動できなくなり、今週も木曜日までは、この街に滞在する予定です。それまでに、感染が収まることを祈っています。こんな感じでオーストラリアは数日のロックダウンで、まずは感染地区を広げないことをやるようになっています。

さて、今回も自然散策の話になります。Mount Buffaloと言う山の周りをいくつか歩いたのですが、その中で面白かったのが、1910年に建てられたという山小屋。今は増築・改築がされていますが、最初は小さな小屋だったそうです。メルボルンからほぼ1日かけて(あるいは2日かけて)馬車などで山のふもとまでやってきて、山の中腹にあるこの小屋までわざわざやってきていたと言うのが驚きです。

つまり、その当時から自然を楽しむための、山登りとか観光と言うものが、すでに存在していて、都会の人たちをもてなし、案内をするガイドもいたようです。日本人も昔から観光というものはあったでしょうが、湯治であったり、参拝や修行など、自然を楽しむというよりは、もっと明確な目的があった感じがします。

そのあたりの考え方が、日本とオーストラリアの観光業での違いに表れていると思います。オーストラリアでは、ありのままの自然を楽しむことが目的なので、オーストラリアの国立公園は、最低限の整備しかされていません。宿泊施設なんて、キャンプ場ばかりだし。

でも、そんな開発をしない観光学や、エコツーリズムなどの学問をオーストラリアで学ぶのも、将来、予算が少なくなるであろう日本の観光業には役に立つかもしれませんよ。
衛藤 伸彦
オーストラリア留学センターの代表をしています衛藤伸彦(えとう のぶひこ)です。 現在はサンシャインコーストに住んでいますが、全豪6都市(シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にある支店や全豪の学校や大学、東京支店などを出張しながら、若者たちが自分らしい人生を送るためのアドバイスやセミナーを開催しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です