新しい成功の姿

54歳になりました。自分が何歳なのかは、年齢別のテニスの試合に出場するときにしか意識しないので、もう、どうでもいいことの一つです。そんなことより、素敵な景色を見るとか、素敵な会話をしたとか、毎日ひとつでもいいのでいい時間を過ごすことを重ねていくことが大切だと思うようになりました。


会社の経営については、6月に会計年度が終わる今年度も順調で、5年連続の増収増益となります。スタッフもやりがいのある仕事を楽しんでいるので、誰も辞めません。20名の会社としては、十分な成功をしています。それならこの好調な波に乗って、日本での支店を拡大したり、スタッフを増やしたりしてさらなる成長をしようと考える経営者もいるかと思いますが、僕は違う道を行こうと考えています。

そのために、今までとは質の違った成長の定義や成功観を持ちたいと考えています。それは成功を数字だけで測ることではなく、お客様ひとりひとり、スタッフひとりひとりの幸せに、ちゃんと向き合っている会社でいるかで測られたいということです。綺麗な言葉で飾るマーケティング戦略より、ひとりの苦労した留学生の体験談を大事にしていきたい。10人の成功しなかった留学生からの売上より、1人の成功した留学からの売上を評価したいと思っています。

僕もそれなりにこの留学業界で長く働いていますが、なかなか志の高い人に出会えない。みんな数字のことしか考えていない。ビジネスなんだから数字が全てという考え方ではなく、お客様ひとりひとりの最高の経験の一部として僕たちの会社が記憶されることを新しい成功の姿として定義して、そこに向かってベストを尽くしてみたいと思います。

 

 
衛藤 伸彦
オーストラリア留学センターの代表をしています衛藤伸彦(えとう のぶひこ)です。 現在は南オーストラリア州のアデレードに住んでいますが、全豪6都市(シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にある支店や全豪の学校や大学、東京支店などを出張しながら、若者たちが自分らしい人生を送るためのアドバイスやセミナーを開催しています。

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