新しい成功の軸を作る

オーストラリアに留学している若者たちと成功とか目標について話していると、対照的な成功の軸があることに気づきます。

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一つの軸は、お金を稼いでいい生活をしたいというとても若者らしい純粋なイメージです。いっぱい稼いでいっぱい使う、昔ながらのこのような成功観が、日本経済を成長させていくのですから、社会としても大切に扱っていかなくてはいけませんが、これからの時代はなかなかすべての人がこのような成功を手にすることはできません。

若いうちは成功していると思っていても中高年になってからは、精神的に本当に大変です。うつ病になる方が40代、50代に多いのはこんなことも影響していると思います。

もう一つの軸は、このような経済的な成功とは真っ向から対立する、自然と共に生きていくミニマリスト的な成功観。オーストラリアではオーガニックな食品や自然の中で過ごしている人も多く、シンプルに生きる人たちのための環境が揃っているバイロンベイなどの街も有名なので、このような若者たちを魅了しています。しかし、オーストラリアは社会福祉が日本に比較するとずいぶん充実しているので、同じことを日本でやろうとすると、中高年になると経済的に苦しくなってしまいます。

経済的な余裕を優先とするのか、精神的な余裕を優先とするのか、僕はこの中間の新しい軸を自分なりに見つけていくきっかけがオーストラリアへの留学にはあると思っています。もしかしたら、その探す過程が、新しい時代のワークライフバランスの議論のひとつになってくるのかもしれません。ワークライフバランスは会社や社会が作るのではなく、個人が自立的に探していくものというイメージです。

僕は社長という、精神的にはけっこうタフな仕事をしていますが、サンシャインコーストという田舎に住み、シンプルな生活を楽しみながら、会社が順調であればそれなりに経済的に安定した生活をしています。50歳を過ぎても、こんな風に新しい軸を探し続けているので、留学に来る人たちは焦らずに、しかししっかりと自分の軸ってどのあたりに置くかを考えてもらえればと思います。
衛藤 伸彦
オーストラリア留学センターの代表をしています衛藤伸彦(えとう のぶひこ)です。 現在はサンシャインコーストに住んでいますが、全豪6都市(シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にある支店や全豪の学校や大学、東京支店などを出張しながら、若者たちが自分らしい人生を送るためのアドバイスやセミナーを開催しています。

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