個人情報は大切に

先日、あるお客様に、なぜうちの会社を選んだのかを聞いてみました。その方は、最初に留学資料一括請求サイトのようなところに問い合わせをしたそうです。ところが、その瞬間から電話や連絡が様々な会社からやってきて、収拾がつかなかったそうです。このサイトに連絡すると、このようなことが起きるということが分かり、以降は連絡に回答しないで、弊社のサイトに問い合わせをしたそうです。


世の中には、このような資料請求を一括して行うサイトがいくつかあって、このビジネスモデルは、僕がこの業界に入った10年前にも存在していたように記憶します。問い合わせした人の個人情報や問い合わせ内容を見て、そのサイトに登録した留学会社がお金を払ってその問い合わせを買い、問い合わせをした人に連絡をするという、個人情報保護の観点から大丈夫なのかと心配になるようなビジネスモデルです。

僕が見たサイトでは、個人情報について、他の会社に渡すことに問い合わせ者は同意するという内容の規約になっていました。その会社としては、責任は回避してる感じなのですが、実際、個人情報を渡した先の会社の個人情報の扱いについては触れられていないので、そこから先で自分の個人情報がどのような扱いになっているかは、それぞれ確認しないといけないようです。これだけ個人情報保護に厳しい時代の今でも、そんなビジネスがあり、引っかかってしまう人がいるのは悲しい話ですが、自分の情報を守ることを意識させられるという意味ではいいレッスン?必要悪?なのかもしれません。

世の中には、このような限りなくグレーなビジネスモデルというものが存在しています。正しくビジネスをやっていても、そのような会社に時々足元をすくわれます。結構悔しいわけですが、そんな時は、自分が悪魔に試されているのだと思って、さらに正しいビジネスを極めていこうと思うのです。
衛藤 伸彦
オーストラリア留学センターの代表をしています衛藤伸彦(えとう のぶひこ)です。 現在は南オーストラリア州のアデレードに住んでいますが、全豪6都市(シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にある支店や全豪の学校や大学、東京支店などを出張しながら、若者たちが自分らしい人生を送るためのアドバイスやセミナーを開催しています。

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