編入か大学院か

最近は、日本の大学生からの編入についての問い合わせが増えています。今は日本の大学2年生あるいは3年生だけど、今まで取得した単位を使ってオーストラリアの大学に編入をして、オーストラリアの大学卒業資格を取得したいというものです。日本の大学の授業がつまらないことが問題なのか、新しい道が見えてきたのか、理由はよく分かりませんが、結構有名な私立大学の学生たちからの問い合わせが、月に5件くらいやってきます。

僕はそんな方々には、日本企業の新卒採用で有利なポジションを取りたいというのであれば、編入を目指すと言う戦略も正しい可能性はあるけど、もし、将来的に世界やオーストラリアを舞台に活躍したいのであれば、日本の大学をちゃんと卒業してから、オーストラリアの大学院に進学することを勧めています。

オーストラリアでは、就職にあたり、経験や知識が重要視されます。そのため、多くの学生たちは大学院に通って、自分の専門分野やその業界の知識を深め、インターンなどして、ネットワークを作りながら就職活動の準備をします。みんな明確な目標を持って動いています。ですから、学びたいことや進みたい道が明確なのであれば、編入のような中途半端なことではなく、オーストラリアの大学院でしっかりと学ぶべきなのです。

それは、すごく苦労やストレスも多い毎日でしょうが、きっと10年後20年後に世界を舞台に活躍するようになって、あの時の決断が人生を変えたと語れるようになるのだと思います。
衛藤 伸彦
オーストラリア留学センターの代表をしています衛藤伸彦(えとう のぶひこ)です。 現在は南オーストラリア州のアデレードに住んでいますが、全豪6都市(シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にある支店や全豪の学校や大学、東京支店などを出張しながら、若者たちが自分らしい人生を送るためのアドバイスやセミナーを開催しています。

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