アンテナは磨ける

僕の生活って、仕事とテニスで成り立っていて、仕事をしていない時はほぼテニスのことを考えている感じです。今年のクイーンズランド州のシニアの試合は今月後半から始まるので、今はシーズン前のトレーニング期間という感じです。昨年末にラケットを新調したので、そのラケットにあったというか、自分にあったストリング(ラケットに張るやつですね)選びに悩んでいるところです。


以前は縦にナイロン、横にポリエステルのストリングを張っていて、それはそれで良かったのですが、ナイロンは切れやすいので、ほぼ毎日テニスをする今の生活だと、1週間くらいで切れてしまい、けっこうお金がかかります。せめて3週間くらい切れない、かつ感触の良いポリエステルのストリングを探し求めてこの2ヶ月くらい試行錯誤を続けてきました。友だちにもらったり、サイトで調べて評価の高いストリングを試してみたり、いろいろ実験をしてみました。

その過程で、面白かったのは、同じ強さで張っているのに、ストリングによって全然違う感触だし、自分が好きかどうかは、ネット上の人々の評価とはあまり関係ないということです。テニス選手にとってストリングというのは、唯一ボールと接触をするものなので、よく飛ぶのかとか柔らかくて手に優しいなどのことも大切ですが、それ以上に打ったボールの情報をちゃんと伝えてくれるかどうかが大切だということが、上達してきて初めて分かりました。打った瞬間に、僕の手のひらを通じて脳や筋肉に多くの情報をくれるストリングと情報がぼやけてしまうストリングがあるのだということがこの2ヶ月の実験の成果です。

僕たちの毎日の生活は、常に何かの情報を受け取って、それに対応していくことの連続です。食べ物だって、人間関係だって、仕事だって、健康だって、そのアンテナを常に駆使しています。そして、そのアンテナは今よりももっと磨けるのかもしれません。ネットの情報は、誰かのアンテナの話であって、自分のアンテナで情報を得ていく練習をもっとしないと、自分らしい楽しみは得られないのかもしれませんね。
衛藤 伸彦
オーストラリア留学センターの代表をしています衛藤伸彦(えとう のぶひこ)です。 現在は南オーストラリア州のアデレードに住んでいますが、全豪6都市(シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にある支店や全豪の学校や大学、東京支店などを出張しながら、若者たちが自分らしい人生を送るためのアドバイスやセミナーを開催しています。

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