未来は続く

オーストラリアの国境が開いてから、急に増えてきた留学の問い合わせがスタッフだけではまわらないので、最近は、なんと僕がオンラインでの相談を担当したりしています。とても久しぶりのことなので、人生相談で終わってしまって留学の話を全然しなかったり、焦らずに数年後に考えた方が良いかもね、みたいに、会社の売上に全然貢献できていない感じです。そろそろスタッフの皆さんから文句を言われそうなので、先に謝ってしまいます。


オンライン相談では、必ず、「どうして留学に行きたいの?」という質問はするのですが、面白いのが「前から海外には憧れがあったけど、今しか行けないから学生の間に行っておきたい。」という答えがけっこうあることです。学生や若いうちにやらなくてはいけないことの一つになっているのですかね。

でも、僕がとても違和感を持つのは、留学から日本に帰ってきたら、もう海外で生活したりする未来はないみたいな考えを多くの若者たちが持っているということです。若者たちにそのように考えさせる日本社会のプレッシャーみたいなのも嫌いですが、自分の未来を限定して考えてしまうのはもったいないですよね。

確かに、すぐに海外で仕事をしたり、生活したりすることは難しいかもしれませんが、生活や仕事で海外とつながり続けていくことはそんなに難しいことではありません。僕は27歳28歳に留学をしましたが、それ以降の30年は最初の10年は10%くらい、次の10年は50%くらい、そして最近の10年は100%海外にいたことになります。別にそれは計画したことでもなく、自分の好きなこと、やりたいことをやっていく中で、海外という場が人生の普通の場所になっただけです。そして、その起点は間違いなく留学をしたことなのです。

未来は先が見えるものではなく、それまでは考えてもみなかったことが起きるのが面白いし、先が見える未来は残念ながらあまりワクワクするものではありません。留学から帰ったら、日本で堅実に暮らす、という未来も否定はしませんが、留学をすることで、さらに皆さんの未来の先が見えなくなり、活躍する場も予想がつかなくなってほしいなと思うのです。
衛藤 伸彦
オーストラリア留学センターの代表をしています衛藤伸彦(えとう のぶひこ)です。 現在は南オーストラリア州のアデレードに住んでいますが、全豪6都市(シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にある支店や全豪の学校や大学、東京支店などを出張しながら、若者たちが自分らしい人生を送るためのアドバイスやセミナーを開催しています。

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