日本に帰ってくると東京の実家に滞在しているのですが、週末のその街は買い物客や食事をしに来る人々でごった返しています。また、その人々をターゲットにして、様々な雑貨屋、レストラン、カフェなどが新しくオープンしていて、街がまるで生き物のように発展しています。この活力のようなものが、日本の都市の面白さだと思います。
しかし、すでに3週目にして、飽きてきました。面白い商品は、いろいろあるのですが、お金を払って欲しいレベルのものはないし、ほとんどみんな似たり寄ったりというか、コンセプトが斬新なものはなく、これが売れそうだと思ったらいろんな会社が似たようなものを開発しています。つまりは、ほとんどが売れずにゴミになっていきそうなものばかりです。本屋にも似たようなテーマの本や雑誌がいっぱい並んでいて、紙を無駄にしているという印象しかありません。新しいゴミを作るくらいなら、上質のアンティークショップなどの方がよほど好感が持てます。
オーストラリアでは、週末に買い物を楽しむという発想はほとんどありません。日曜日の朝にファーマーズマーケットに野菜とフルーツを買いに出かけるくらい。スポーツしたり、散歩したり、テラスのあるパブでビールを飲んだりとリラックスするための時間として週末を位置づけている人が多い印象です。特に家族連れは買い物ではなく、自然の中でピクニックやバーベキューです。どちらがいいライフスタイルなのか、オーストラリアに来て考えてみるのも、留学のテーマのひとつだと思います。