若者たちに将来どんな仕事をしたいか?と聞くのは、あまりいい質問ではないそうです。なぜなら彼らが活躍する、10年後20年後にその仕事がそのまま残っている可能性は極めて低いからです。確かに、これからさらにテクノロジーや人工知能の発展がスピードアップして、仕事というものは、どんどん変化をしていくことでしょう。
では、若者たちには、どんな質問をしたらいいのか、僕なりに考えてみました。
多くの仕事は、何かを解決するために存在しています。それはある特定のお客様の問題を解決するものかもしれないし、社会が問題としていることを解決するものかもしれませんが、とにかく、何かのサービスや解決策の対価として、お客様がお金を払うということは、これからも変わらないはずです。
ですから、どんなレベルでもいいので、自分が解決したい問題を、数多く考えてみるのは、自分と仕事の関係を考えるいいステップだと思います。地球の環境問題でも、自分の住んでる街に美味しいレストランがないということでも構いません。数多くあげてみると、自分がどんな世界に興味があるのかとか、自分が解決できそうな世界のイメージが見えてくるはずです。そして、どんな問題も、人によって解決方法に個性が出てきます。さまざな解決方法が切磋琢磨することで、社会が良くなっていき、次の世代に繋がれていく、そんな仕事を選んでいけたら最高ですよね。