テニスをやったら、調子のいい日も悪い日もあって、勝ったり負けたりします。負けると少し落ち込みますが、また次の日には、練習をしてもっと強くなることを考えます。
留学カウンセリングをやったら、ときどき、お客様から連絡が来なくなって、他の会社さんで申し込みをしたことが分かったりします。そんな時は、少し落ち込みますが、もっといい提案ができるように、知識を増やしていきます。
そんなふうに、世の中や人生は勝ったり負けたりの繰り返しです。だからこそ、人間的にも成長するし、人格も磨かれるし、人間の幅も広がっていくのでしょう。
でも、世の中には、負けることを絶対に受け入れない人が、稀に存在します。そんな人の中で、ずる賢い人がやることは、自分が絶対に負けない仕組みやルールを作ることです。社会はそういう人を権力者と呼びます。
民主主義とは、どのようなルールを作って権力者を選ぶかではなく、権力者を作らないためにはどのようなルールを作るべきかを考えることなんだということを、子どもたちにはきちんと教えていかないといけないのだと思います。