783 対 39

最近、大学の新設の認可を文部科学大臣が「大学の数を増やすのではなく質を高めるため」という理由で否定したというものがありました。その後、大学設置認可の基準の見直しなどが進められることになったとニュースでも取り上げられています。

今回、大臣が説明した資料には日本の大学数は783校と書いてありました。これは多いのか少ないのか。実はタイトルにある39とはオーストラリアの大学の数です。オーストラリアの人口は日本の5分の1、日本の大学数が適正であればオーストラリアには156校の大学が必要となりますが、どうも39校で足りているようです。
Macquarie uni

しかし世界大学ランキングでは、ベスト100の中にオーストラリアからは7〜8校、日本からは2〜3校。オーストラリアの中堅校は日本の上位校に並びます。つまり、大学教育全体の質はオーストラリアの方がずっと日本よりも高くなります。日本のランキング500位の大学に入学するよりも、オーストラリアの30位の大学に通った方が受けられる教育の質も高くなるし、将来のチャンスも大きく広がるのです。オーストラリアの大学を卒業した留学生には2年間の就業ビザが与えられるようになったのも、若者たちにはうれしいニュースです。

日本の大学とオーストラリアの大学、どちらを選ぶかは皆さんの戦略次第だと思います。
衛藤 伸彦
オーストラリア留学センターの代表をしています衛藤伸彦(えとう のぶひこ)です。 現在は南オーストラリア州のアデレードに住んでいますが、全豪6都市(シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にある支店や全豪の学校や大学、東京支店などを出張しながら、若者たちが自分らしい人生を送るためのアドバイスやセミナーを開催しています。

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