先日、興味深い記事を見つけました。主要な国の親たちの77%は子どもを海外の大学に進学させたいと考えているというものです。(残念ながら日本はこの主要な国16カ国に入っていませんでした。。)
これは親の想いであり、77%すべての子どもたちが海外進学をすることはないでしょうが、大学生というとても重要な時期に、海外で様々な国の同世代の若者たちと生活や勉強をすることが、子どもたちの世界や機会を広げ、いい仕事を始めるチャンスになると考えているからでしょう。
世界の、特にアジアの若者たちのグローバル化は、日本人の私たちが考えている以上のスピードで進んでいます。若者たち同士が大人たちの思惑がうごめく世界を飛び越えてコミュニケーションしていくことは、きっと世界の未来にとってもいいことだと思います。そのコミュニケーションの中にどれだけ日本の若者たちが入っていけるのか。エリートやお金持ちだけではなく、普通の若者たちが普通に世界の若者たちと勉強ができるインフラを整え、できるだけ多くのご家族の想いに応えられるような仕事をしていきたいと思います。
カテゴリー: オーストラリアの教育
ステレオタイプで語るのはもうやめよう
僕たちは何事も理解していないと不安になり、いつでも理解していようと頑張っています。そして理解するためには単純に考えられたほうがいいので、とかく僕たちはステレオタイプ化して物事を理解した気になって安心しています。しかし、ステレオタイプ化する集団が大きくなればなるほど、どんどん議論や解釈は乱暴になっていきます。なんとか大学の卒業者は、、でも十分に乱暴な話なのに、東京出身者は、、血液型B型は、、日本人は、、黒人は、、イスラム教徒は、、、行ったこともない国の会ったこともない人々についても、テレビのコメンテーターの解説を鵜呑みにして、僕たちは理解した気でいるのです。
オーストラリアに留学することのメリットは、そんな表層的な理解をしていた人々に実際に会えることです。世界中から多くの人々が学びに来て、大学では平均すると20%が留学生で100カ国以上から留学生を受け入れています。そんな環境で学んでいると、ステレオタイプ化がいかに意味のないものかに気づきます。人間は一人一人違っていて、いい人もいればそうでもない人がいて、しかし、国が違っても、けっこうみんな似たり寄ったりで、同じようなことに悩んだりしています。だから、みんな友だちになっていきます。
英語という世界共通語を学び、できるだけ多くの人々と出会い、話し、自分なりの理解をしていくことが、社会の雰囲気に流されることなく、自分の人生をデザインしたりコントロールするためにとても大切なことだとわかると思います。
オーストラリアに留学することのメリットは、そんな表層的な理解をしていた人々に実際に会えることです。世界中から多くの人々が学びに来て、大学では平均すると20%が留学生で100カ国以上から留学生を受け入れています。そんな環境で学んでいると、ステレオタイプ化がいかに意味のないものかに気づきます。人間は一人一人違っていて、いい人もいればそうでもない人がいて、しかし、国が違っても、けっこうみんな似たり寄ったりで、同じようなことに悩んだりしています。だから、みんな友だちになっていきます。
英語という世界共通語を学び、できるだけ多くの人々と出会い、話し、自分なりの理解をしていくことが、社会の雰囲気に流されることなく、自分の人生をデザインしたりコントロールするためにとても大切なことだとわかると思います。
地元密着の大学で学ぶ
アデレードにある南オーストラリア大学(University of South Australia)と正式にエージェント契約を結んだので、マーケティングの打ち合わせと大学見学をしてきました。この大学は設立されてからまだ25年なのですが、その間に世界大学ランキングで最も伸びた大学のひとつとして知られています。
アデレードにはオーストラリアのトップ8大学のひとつのアデレード大学があるのですが、そこに対抗するために、実用的かつ就職に活かせるカリキュラムや仕組みを作ってきたのがこの大学の特徴です。特に、現在はオーストラリアの大学を卒業すると2年間の滞在ビザが申請できる可能性があったり、アデレードは永住権申請に地方ポイントを加点できるなどのアドバンテージもあるので、ビジネス学部を強化して、アデレードでの就職率を高める戦略を取っています。アデレードの地元企業のほとんどの幹部に南オーストラリア大学の卒業生がいて、大企業にはアデレード大学が強くても、中小企業には南オーストラリア大学のほうが強く、語学力などで若干不利な留学生の就職には南オーストラリア大学のネットワークが有利に働くということです。
オーストラリアの大学に進学する目的が、日本に帰国して国際的な企業に就職するためなのか、オーストラリアで就職してキャリアを作っていきたいのかで大学選択は変わってきます。そんな細かい部分までの情報をしっかりと把握しながら、若者たちの進路についてのアドバイスをしていきたいと思います。
アデレードにはオーストラリアのトップ8大学のひとつのアデレード大学があるのですが、そこに対抗するために、実用的かつ就職に活かせるカリキュラムや仕組みを作ってきたのがこの大学の特徴です。特に、現在はオーストラリアの大学を卒業すると2年間の滞在ビザが申請できる可能性があったり、アデレードは永住権申請に地方ポイントを加点できるなどのアドバンテージもあるので、ビジネス学部を強化して、アデレードでの就職率を高める戦略を取っています。アデレードの地元企業のほとんどの幹部に南オーストラリア大学の卒業生がいて、大企業にはアデレード大学が強くても、中小企業には南オーストラリア大学のほうが強く、語学力などで若干不利な留学生の就職には南オーストラリア大学のネットワークが有利に働くということです。
オーストラリアの大学に進学する目的が、日本に帰国して国際的な企業に就職するためなのか、オーストラリアで就職してキャリアを作っていきたいのかで大学選択は変わってきます。そんな細かい部分までの情報をしっかりと把握しながら、若者たちの進路についてのアドバイスをしていきたいと思います。
TAFEでギャップイヤーを過ごしてみる
休学留学において、英語だけではなく、英語で何かを学びたいというお問い合わせが増えてきています。しかし、残念ながら日本の大学生の英語力は英語で何かを学ぶレベルには届いていない人が多いのが現実です。オーストラリアの教育システムは資格の定義がとてもしっかりとしているので、英語力が少し低くても留学生が学べる環境が整っています。
例えば、Diplomaという資格は、大学卒のBachelor degree の下で、日本で言うところの短期大学卒に近いものです。これらの資格は、TAFEと言う公立の専門学校や、私立の専門学校で開講されています。英語力もIELTS5.5で入学できるので、オーストラリアの大学での学部聴講に必要なIELTS6.5に比較すると、日本からの学生にとってずいぶんと入学しやすくなっています。
それ以外にもいくつか、このような専門学校で学ぶメリットをあげてみると、
1)学生の70%〜80%はオーストラリアの学生が学んでいます。これは地方のTAFEなどにいくとさらにローカルの学生が増えます。
2)大学などに比較すると少人数のクラス編成。これも地方に行けば行くほど、学んでいる学生数が少なくなるので、教師と学生の比率は良くなって、教師に相談できる機会が増えてきます。
3)半年でDiplomaの資格を取れるコースもあります。1年間の休学で、半年は英語、半年はDiploma取得というデザインも可能です。
オーストラリアの大学の広大なキャンパスで休学留学を過ごすのも素晴らしいですが、少し田舎のコミュニティーに融合したTAFEで1年間を過ごすのもきっと忘れられない経験になると思います。
例えば、Diplomaという資格は、大学卒のBachelor degree の下で、日本で言うところの短期大学卒に近いものです。これらの資格は、TAFEと言う公立の専門学校や、私立の専門学校で開講されています。英語力もIELTS5.5で入学できるので、オーストラリアの大学での学部聴講に必要なIELTS6.5に比較すると、日本からの学生にとってずいぶんと入学しやすくなっています。
それ以外にもいくつか、このような専門学校で学ぶメリットをあげてみると、
1)学生の70%〜80%はオーストラリアの学生が学んでいます。これは地方のTAFEなどにいくとさらにローカルの学生が増えます。
2)大学などに比較すると少人数のクラス編成。これも地方に行けば行くほど、学んでいる学生数が少なくなるので、教師と学生の比率は良くなって、教師に相談できる機会が増えてきます。
3)半年でDiplomaの資格を取れるコースもあります。1年間の休学で、半年は英語、半年はDiploma取得というデザインも可能です。
オーストラリアの大学の広大なキャンパスで休学留学を過ごすのも素晴らしいですが、少し田舎のコミュニティーに融合したTAFEで1年間を過ごすのもきっと忘れられない経験になると思います。
ひとりひとりの夢に対して
オーストラリア大使館主催の留学フェアはとても盛況で1,000人以上の来場者があったようです。いくつかの大学のサポートを担当した弊社のスタッフたちもランチも取る時間もなく、のどをからしながらお客様の質問に答えていました。私自身も大学のブースに座ったり、何人もの来場者の方々とお話をしたのですが、学びたい分野をしっかりと考えている方が多く、それぞれの人生に対してのアドバイスをしているという緊張感を保ちながら1日があっと言う間に過ぎたと言う印象です。
大学や学校、留学関係者たちは、入場者の多さに興奮して喜んでいたようですが、心配性の僕としては、ひとりひとりの夢に対して、ベストの道筋は何か?果たしてその夢は実現可能なのか?そんなことを考えていると浮かれている暇は無いなと心が引き締まる思いです。いい加減な気持ちや知識や体制ではできない仕事だと、また初心に帰る事が出来たイベントでした。
大学や学校、留学関係者たちは、入場者の多さに興奮して喜んでいたようですが、心配性の僕としては、ひとりひとりの夢に対して、ベストの道筋は何か?果たしてその夢は実現可能なのか?そんなことを考えていると浮かれている暇は無いなと心が引き締まる思いです。いい加減な気持ちや知識や体制ではできない仕事だと、また初心に帰る事が出来たイベントでした。
5年ぶりのオーストラリア留学フェア
今度の日曜日、10月12日にオーストラリア大使館が主催するオーストラリア留学フェアが東京・お茶の水で開催されます。話に聞くところによると今回のオーストラリア留学フェアは5年ぶりの復活と言う事で、オーストラリアの教育機関にとっても日本からの留学生が増える事を期待しての開催だと思います。50校もの大学などの教育機関と直接話ができるこのような機会は、オーストラリアへの留学を考えている人にとっても、とても刺激的な経験になると思います。
私にとっても、この業界に入ったのが6年前だったので、最悪の時期に参入して、空白の5年を過ごして、やっと少しいい時代になってきたという感慨深い思いがあります。最悪の時期にスタートしたからこそ、過去の栄光も知らず、このビジネスの本質とは何かとか、留学エージェントの存在意義って何かなどをとことん考える事が出来、会社が強く成長できたのだと思います。会社を経営するのは、時代的に向かい風の時からスタートする方が事業のコアを確立する以外戦略が無いので、長期的に考えれば良かったのかもしれません。逆にこれからのほうが、競争も激しくなるでしょうし、そうなればさらに自分たちの存在意義やサービスの質を研ぎすましていく必要があると思います。
留学生にとっても、業界関係者にとっても、そして私にとっても新たな時代のきっかけになるかもしれない5年ぶりのオーストラリア留学フェア、12日に時間を作ってぜひ覗いてみてください。私も会場でふらふらしているので、遠慮なく声をかけてください。
私にとっても、この業界に入ったのが6年前だったので、最悪の時期に参入して、空白の5年を過ごして、やっと少しいい時代になってきたという感慨深い思いがあります。最悪の時期にスタートしたからこそ、過去の栄光も知らず、このビジネスの本質とは何かとか、留学エージェントの存在意義って何かなどをとことん考える事が出来、会社が強く成長できたのだと思います。会社を経営するのは、時代的に向かい風の時からスタートする方が事業のコアを確立する以外戦略が無いので、長期的に考えれば良かったのかもしれません。逆にこれからのほうが、競争も激しくなるでしょうし、そうなればさらに自分たちの存在意義やサービスの質を研ぎすましていく必要があると思います。
留学生にとっても、業界関係者にとっても、そして私にとっても新たな時代のきっかけになるかもしれない5年ぶりのオーストラリア留学フェア、12日に時間を作ってぜひ覗いてみてください。私も会場でふらふらしているので、遠慮なく声をかけてください。
コミュニケーションを学ぶ
かつて、文系の大学の学部選びでは、将来つぶしが効きそうと言う理由で、男子は経済学部か商学部、女子は文学部英文科みたいな時代があったかと思います。ですから、親からのアドバイスの影響もあるのかもしれませんが、オーストラリアの大学の学部選びでもなんとなくビジネスを選ぶ方が多いです。果たして、それって正解なんでしょうか??ビジネスだったら、実社会に入ればいくらでも学べます。
これからの時代で将来に使えそうな学問って何なんだろう、この8月にいくつかの大学を訪問した時に、僕だったら何を学ぶかを考えてみました。
グローバルな社会に入っていくにあたり、僕が準備したい事はコミュニケーション力。それも、人とのコミュニケーション力だけではなく、SNSなどを通じた社会、世界とのコミュニケーションを効果的に行ったり、英語でどんどん発信できる力です。SNSはメディアは変わったとしても、個人が社会・世界に発信できる環境はさらに広がっていくでしょう。10年、20年、30年と時代や流行は変わっても、企業や個人は社会とコミュニケーションし続けなくては存在できません。
例えば、僕が大好きな大学のひとつ、ウーロンゴン大学ではBACHELOR OF COMMUNICATION & MEDIA STUDIESという専攻があり、Marketing Communication and Advertising、Journalism and Professional Writing 、International Media and Communication 、Digital Media and Communicationの分野を学ぶということです。面白そうです。他の大学でも、この分野は新しい科目が時代に応じて増えてきているようです。
学びたい学問の選択に迷ったら、「コミュニケーション」という学科も検討してみてください。
これからの時代で将来に使えそうな学問って何なんだろう、この8月にいくつかの大学を訪問した時に、僕だったら何を学ぶかを考えてみました。
グローバルな社会に入っていくにあたり、僕が準備したい事はコミュニケーション力。それも、人とのコミュニケーション力だけではなく、SNSなどを通じた社会、世界とのコミュニケーションを効果的に行ったり、英語でどんどん発信できる力です。SNSはメディアは変わったとしても、個人が社会・世界に発信できる環境はさらに広がっていくでしょう。10年、20年、30年と時代や流行は変わっても、企業や個人は社会とコミュニケーションし続けなくては存在できません。
例えば、僕が大好きな大学のひとつ、ウーロンゴン大学ではBACHELOR OF COMMUNICATION & MEDIA STUDIESという専攻があり、Marketing Communication and Advertising、Journalism and Professional Writing 、International Media and Communication 、Digital Media and Communicationの分野を学ぶということです。面白そうです。他の大学でも、この分野は新しい科目が時代に応じて増えてきているようです。
学びたい学問の選択に迷ったら、「コミュニケーション」という学科も検討してみてください。
すべての大学に行ってみよう
2014年8月現在で、私が訪れて打ち合わせをした事のあるオーストラリアの大学の数は23校です。全豪で40校の大学があるので、やっと半分以上。思ったよりも少ないですね。
大学の中には留学生たちをあまり積極的に受け入れていない大学や、とても田舎にあるので、日本人の留学生にはあまり魅力的ではない大学もあります。しかし、まだ行った事が無いだけで、もしかしたらとても素敵な大学が待っているかもしれません。ということで、これから1年くらいでオーストラリアのすべての大学を訪問して日本の留学生にもっと来てもらいたいかの打ち合わせをしてみようと思います。
日本人はどうしても大学をランキングで評価しがちなのですが、例えばオーストラリアでの就職を狙っているなら、中堅の大学に行っていい成績を取って教授に認められた方が、トップ大学をギリギリの成績で卒業するよりも、就職できる確率は高くなります。なぜなら、教授のネットワークを活用できるからです。日本に帰国して日本の企業に入りたい人はネームバリューのある大学の方が最初の選考では有利です。ですから将来、どこに住みたいか、その方の実力はどのくらいなのかも分析して大学選びをアドバイスしていきたいと思うのです。
40の大学があるなら、少なくとも40通りのお薦めの学部、コースがあるのではないかというのが僕の仮説です。ですから、大学を訪問するたびに、その大学のお薦めコースを紹介していきたいと思います。小さな夢ですが、たぶんまだ日本人は誰も全豪全大学制覇は成し遂げていないと思うので、留学会社のトップとしてチャレンジしてみたいと思います。
大学の中には留学生たちをあまり積極的に受け入れていない大学や、とても田舎にあるので、日本人の留学生にはあまり魅力的ではない大学もあります。しかし、まだ行った事が無いだけで、もしかしたらとても素敵な大学が待っているかもしれません。ということで、これから1年くらいでオーストラリアのすべての大学を訪問して日本の留学生にもっと来てもらいたいかの打ち合わせをしてみようと思います。
日本人はどうしても大学をランキングで評価しがちなのですが、例えばオーストラリアでの就職を狙っているなら、中堅の大学に行っていい成績を取って教授に認められた方が、トップ大学をギリギリの成績で卒業するよりも、就職できる確率は高くなります。なぜなら、教授のネットワークを活用できるからです。日本に帰国して日本の企業に入りたい人はネームバリューのある大学の方が最初の選考では有利です。ですから将来、どこに住みたいか、その方の実力はどのくらいなのかも分析して大学選びをアドバイスしていきたいと思うのです。
40の大学があるなら、少なくとも40通りのお薦めの学部、コースがあるのではないかというのが僕の仮説です。ですから、大学を訪問するたびに、その大学のお薦めコースを紹介していきたいと思います。小さな夢ですが、たぶんまだ日本人は誰も全豪全大学制覇は成し遂げていないと思うので、留学会社のトップとしてチャレンジしてみたいと思います。
大学の授業の中でインターンシップ
日本の大学を1年間休学して、オーストラリアでの大学でも学びたいと思う大学生たちからの問い合わせが増えています。
正規の交換留学だと人数が限られているし、その選考に残るのは難しそうという学生たちにお勧めなのが、大学附属の語学学校と大学授業のパッケージプログラム。もちろん、このプログラムを受けるためにも相応の英語力が必要となってくるので、かなり努力が必要ですが、せっかく休学をするなら世界中の学生たちと大学の授業を受けることも経験してほしいと思います。そして、そのようなプログラムはオーストラリアのほとんどの大学で受講可能なので、提携大学にしばられることもなく、行きたい場所で勉強できるのがメリットです。
西垣佳奈さんは、1年間の休学の中で、前半はグリフィス大学附属の語学学校で英語力を高めて、後半はグリフィス大学の授業を3科目取っています。そして、そのうちの1科目に地元の企業や団体に派遣されて行うインターンシップを選びました。彼女が派遣されたのが、地元の小学校の創立記念イベントの運営をするという仕事でした。仕事環境は彼女以外全員がオーストラリアのネイティブの人々。よく留学生たちはオーストラリア人の中に入って仕事がしたいと言いますが、実際そんな環境でいきなり仕事をするとなったら本当にストレスです。彼女も最初は会議に全くついていけずに泣きそうだったということです。それでも、少しずつ環境にも慣れ、彼女の意見も聞いてもらえるようになって運営メンバーの一員として認められていく過程は、将来グローバルな環境で働くためにはとても良い経験だと思います。
そして、そのイベントの当日に私も見学に行ってきました。もっとこじんまりとしたイベントだと思っていたら、校庭には遊園地のようなアトラクションは来ているし、オーストラリア版の屋台も出ていたりして地元の人たちを巻き込んだ大イベントでした。講堂では学芸会みたいなものもやっていて、この雰囲気は国が変わってもとてもいいですね。
佳奈さんは、くじを引いて、おもちゃなどが当たるブースの担当として、子どもたちや親たちの質問などにしっかりと答えていました。
大学の授業の一環として、こんな科目があるのはとても珍しく、オーストラリアのコミュニティーを体験するにはお薦めのプログラムです。
正規の交換留学だと人数が限られているし、その選考に残るのは難しそうという学生たちにお勧めなのが、大学附属の語学学校と大学授業のパッケージプログラム。もちろん、このプログラムを受けるためにも相応の英語力が必要となってくるので、かなり努力が必要ですが、せっかく休学をするなら世界中の学生たちと大学の授業を受けることも経験してほしいと思います。そして、そのようなプログラムはオーストラリアのほとんどの大学で受講可能なので、提携大学にしばられることもなく、行きたい場所で勉強できるのがメリットです。
西垣佳奈さんは、1年間の休学の中で、前半はグリフィス大学附属の語学学校で英語力を高めて、後半はグリフィス大学の授業を3科目取っています。そして、そのうちの1科目に地元の企業や団体に派遣されて行うインターンシップを選びました。彼女が派遣されたのが、地元の小学校の創立記念イベントの運営をするという仕事でした。仕事環境は彼女以外全員がオーストラリアのネイティブの人々。よく留学生たちはオーストラリア人の中に入って仕事がしたいと言いますが、実際そんな環境でいきなり仕事をするとなったら本当にストレスです。彼女も最初は会議に全くついていけずに泣きそうだったということです。それでも、少しずつ環境にも慣れ、彼女の意見も聞いてもらえるようになって運営メンバーの一員として認められていく過程は、将来グローバルな環境で働くためにはとても良い経験だと思います。
そして、そのイベントの当日に私も見学に行ってきました。もっとこじんまりとしたイベントだと思っていたら、校庭には遊園地のようなアトラクションは来ているし、オーストラリア版の屋台も出ていたりして地元の人たちを巻き込んだ大イベントでした。講堂では学芸会みたいなものもやっていて、この雰囲気は国が変わってもとてもいいですね。
佳奈さんは、くじを引いて、おもちゃなどが当たるブースの担当として、子どもたちや親たちの質問などにしっかりと答えていました。
大学の授業の一環として、こんな科目があるのはとても珍しく、オーストラリアのコミュニティーを体験するにはお薦めのプログラムです。
友だちとだけ仕事をする
かつて仕事というものは、住んでいるコミュニティーの中で、知り合いや友人たちに対して行うものが基本だったと思います。
現在はインターネットの世界になり、グローバルな取引が盛んになり、会った事もなく話す言語さえ違う地球の裏側の人々とビジネスを行う事も普通になってきました。それはそれで、とても刺激的だし、そこには大きなビジネスチャンスが広がっています。
しかし、私たちのやっている留学ビジネスの特性として、人間たちのつながりを重視するビジネスなので、昔の時代のように友だちたちとだけ、仕事ができればと思っています。あるいは仕事を通じて、知り合いや友だちを増やしていきたいと思います。例えば日本市場にオーストラリアの学校や大学を紹介するのに、その学校の経営者やマーケティング担当者と深く語り合える友人として戦略を積み上げ、一緒に試行錯誤していくことが楽しいのです。教育関係の人々は、人間的にも尊敬できる人が多いので、僕はしょっちゅう出かけていって、アイデアを交換しています。
また、留学生たちに対しても、単なる入学手続きを代行する機関ではなく、ちょっとだけその若者たちの人生に貢献できるように友人として道筋を考えるのが私たちのスタイルです。だからこそ、多くの留学生たちが日本に帰国する時に挨拶や留学の成果の報告に来てくれます。
遅ればせながら、人生の財産は本当に人間関係だということが、この歳になってやっと実感として理解できるようになってきました。この仕事のおかげで50歳を超えた僕に20代の友人たちが数多くいるのも、こんな仕事の考え方、やり方が良かったのかもしれません。ですから、私たちの「友人増やそう戦略」はどんなに会社が成長しても続けていこうと思っています。
現在はインターネットの世界になり、グローバルな取引が盛んになり、会った事もなく話す言語さえ違う地球の裏側の人々とビジネスを行う事も普通になってきました。それはそれで、とても刺激的だし、そこには大きなビジネスチャンスが広がっています。
しかし、私たちのやっている留学ビジネスの特性として、人間たちのつながりを重視するビジネスなので、昔の時代のように友だちたちとだけ、仕事ができればと思っています。あるいは仕事を通じて、知り合いや友だちを増やしていきたいと思います。例えば日本市場にオーストラリアの学校や大学を紹介するのに、その学校の経営者やマーケティング担当者と深く語り合える友人として戦略を積み上げ、一緒に試行錯誤していくことが楽しいのです。教育関係の人々は、人間的にも尊敬できる人が多いので、僕はしょっちゅう出かけていって、アイデアを交換しています。
また、留学生たちに対しても、単なる入学手続きを代行する機関ではなく、ちょっとだけその若者たちの人生に貢献できるように友人として道筋を考えるのが私たちのスタイルです。だからこそ、多くの留学生たちが日本に帰国する時に挨拶や留学の成果の報告に来てくれます。
遅ればせながら、人生の財産は本当に人間関係だということが、この歳になってやっと実感として理解できるようになってきました。この仕事のおかげで50歳を超えた僕に20代の友人たちが数多くいるのも、こんな仕事の考え方、やり方が良かったのかもしれません。ですから、私たちの「友人増やそう戦略」はどんなに会社が成長しても続けていこうと思っています。