大学の授業の中でインターンシップ

日本の大学を1年間休学して、オーストラリアでの大学でも学びたいと思う大学生たちからの問い合わせが増えています。

正規の交換留学だと人数が限られているし、その選考に残るのは難しそうという学生たちにお勧めなのが、大学附属の語学学校と大学授業のパッケージプログラム。もちろん、このプログラムを受けるためにも相応の英語力が必要となってくるので、かなり努力が必要ですが、せっかく休学をするなら世界中の学生たちと大学の授業を受けることも経験してほしいと思います。そして、そのようなプログラムはオーストラリアのほとんどの大学で受講可能なので、提携大学にしばられることもなく、行きたい場所で勉強できるのがメリットです。

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西垣佳奈さんは、1年間の休学の中で、前半はグリフィス大学附属の語学学校で英語力を高めて、後半はグリフィス大学の授業を3科目取っています。そして、そのうちの1科目に地元の企業や団体に派遣されて行うインターンシップを選びました。彼女が派遣されたのが、地元の小学校の創立記念イベントの運営をするという仕事でした。仕事環境は彼女以外全員がオーストラリアのネイティブの人々。よく留学生たちはオーストラリア人の中に入って仕事がしたいと言いますが、実際そんな環境でいきなり仕事をするとなったら本当にストレスです。彼女も最初は会議に全くついていけずに泣きそうだったということです。それでも、少しずつ環境にも慣れ、彼女の意見も聞いてもらえるようになって運営メンバーの一員として認められていく過程は、将来グローバルな環境で働くためにはとても良い経験だと思います。

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そして、そのイベントの当日に私も見学に行ってきました。もっとこじんまりとしたイベントだと思っていたら、校庭には遊園地のようなアトラクションは来ているし、オーストラリア版の屋台も出ていたりして地元の人たちを巻き込んだ大イベントでした。講堂では学芸会みたいなものもやっていて、この雰囲気は国が変わってもとてもいいですね。

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佳奈さんは、くじを引いて、おもちゃなどが当たるブースの担当として、子どもたちや親たちの質問などにしっかりと答えていました。

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大学の授業の一環として、こんな科目があるのはとても珍しく、オーストラリアのコミュニティーを体験するにはお薦めのプログラムです。
衛藤 伸彦
オーストラリア留学センターの代表をしています衛藤伸彦(えとう のぶひこ)です。 現在は南オーストラリア州のアデレードに住んでいますが、全豪6都市(シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にある支店や全豪の学校や大学、東京支店などを出張しながら、若者たちが自分らしい人生を送るためのアドバイスやセミナーを開催しています。

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