ケアンズで日食を見ながら考えたこと

先週は休暇をもらって、ケアンズで皆既日食を体験してきました。私は生まれて初めての経験でしたが、皆既日食の2分間は「見る」というより、不気味に暗くなっていくことを「体験」した時間でした。世界各地からケアンズには6万人の見物客(日食マニア?)が集まって、普段は静かな観光地のケアンズもとても賑わっていました。
Trinity Beach Eclipse

さて、実はこの皆既日食なるものは、毎年2回は地球のどこかで起きているそうです。しかし、それは海の上であったり、人が住んでいない場所であったりして、普通の人々が都市近郊でこのように見える機会は稀なのだそうです。

また、宇宙の時間のスケールで考えると、現在の月の大きさと地球からの距離は皆既日食をみるにはとても恵まれたひとときだそうです。何億年か前はもっと月は地球に近かったし、これから何億年か経過すれば、月は地球から離れすぎて太陽とぴったりと重ならなくなります。
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そんな偶然が重なって初めて見れるからこそ、多くの人たちがその瞬間を体験しに地球の裏側からもやってくるのだと思いました。私たちの生きている時間、場所、環境はほんとうに偶然です。だからこそ、目の前にある機会やチャンスはかけがえの無いものとして、今後もチャレンジしていこうと思いました。
衛藤 伸彦
オーストラリア留学センターの代表をしています衛藤伸彦(えとう のぶひこ)です。 現在は南オーストラリア州のアデレードに住んでいますが、全豪6都市(シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にある支店や全豪の学校や大学、東京支店などを出張しながら、若者たちが自分らしい人生を送るためのアドバイスやセミナーを開催しています。

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