5年ごとに仕事が変わるとしたら

どんな業界であっても、同じ仕事のやり方で5年以上継続して成長できる会社は無いと思います。ということは、どんな会社に勤めていたとしても、5年後の自分はすごく成長しているか、全く違う世界に飛び込んでいるかもしれないと仮定しておいたほうがいいことになります。会社が大きければ、ジョブローテーション(この言葉も死語になってますね。)などで、様々な部署を移動することもあるかもしれませんが、それよりも、5年間である実績を残して違う会社や業界に移動していくことのほうがこれからは主流になっていくのだと思います。
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そこで大切なマインドセットというのは、5年分の過去を簡単に捨てられる人になれるかということです。会社にしがみつくおじさんたちはかっこ悪いと多くの若者は思っているかもしれませんが、それまで築いてきた5年間の蓄積をゼロにして、どうなるか分からない世界に飛び込む勇気を持つというのはなかなか大変です。しかし、これからの時代はそれをしていかないと40歳くらいになったときに、もしリストラを宣告されたらどこにも行く場所がなくなってしまうのです。


そんなキャリアチェンジのときに、1年間ギャップイヤーとしてワーキングホリデービザなどを使って海外で過ごすというのが、どうも欧米や南米などの人たちの考え方のようです。母国では公務員だったとか、シェフだったとか言う人たちが自分のキャリアを一度見直しにオーストラリアにもやってきます。日本ではかつては、キャリアに空白を作ることは良くないと言われていましたが、充実した留学やワーキングホリデーはギャップイヤーとして逆にメリットにできる時代が来ています。世界からやってくる、同じようなライフステージの人々と出会い、その人々と人生について語り合えることは次の5年間を構築するためにとてもいい経験になると思います。
衛藤 伸彦
オーストラリア留学センターの代表をしています衛藤伸彦(えとう のぶひこ)です。 現在は南オーストラリア州のアデレードに住んでいますが、全豪6都市(シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にある支店や全豪の学校や大学、東京支店などを出張しながら、若者たちが自分らしい人生を送るためのアドバイスやセミナーを開催しています。

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