必ず消えていく仕事

オーストラリアで語学を勉強している留学生たちに、日本に帰国したらどんな仕事をしたいの?と尋ねると、多くの人たちが「英語を生かせる仕事」と答えてくれます。そして英語を生かせる仕事として、簡単にイメージできるのが空港で働くというものです。
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しかし、空港の国際線チェックインカウンターという仕事は早ければ5年後、遅くとも10年後には、ほとんどの業務は自動化され、機械が行うことになるでしょう。必要な人間は、機械も分かり、お客様対応もできるスーパーバイザー的な人が1人か2人いればいいことになります。そして、そのような将来なくなるであろう仕事は日本には山ほどあるし、今ある求人の中にも10年後には無くなっていそうな仕事も見受けられます。せっかくの20代を、消えゆく仕事に費やすなんてすごくもったいないことだと思います。だから内定率がどうだとか、失業率がどうだとかという話はじじいたちに任せておいて、若者たちは今の仕事、選ぼうとする仕事が10年後にどうなっているかを冷静に分析することです。

そして分析して分かることは、未来なんて予測するのは不可能で、何が起こるかわからないということ。だから目の前の仕事にベストを尽くしながらも、いつも勉強しなくてはいけないし、新しいことにチャレンジして世界を広げなくてはいけないし、時代に対してしなやかに生きていかなくてはいけないのだと思います。
衛藤 伸彦
オーストラリア留学センターの代表をしています衛藤伸彦(えとう のぶひこ)です。 現在は南オーストラリア州のアデレードに住んでいますが、全豪6都市(シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にある支店や全豪の学校や大学、東京支店などを出張しながら、若者たちが自分らしい人生を送るためのアドバイスやセミナーを開催しています。

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