小さい大学で修士号を取る戦略

サザンクロス大学という中堅の大学に行ってきました。この大学は、ゴールドコースト、リズモア、コフスハーバーと言う、クィーンズランド州南部からニューサウスウエールズ州の北にある町にキャンパスが分散しています。今回私が訪れたのは、新しくビルを建てているゴールドコーストキャンパス。
Gold Coast Campus exterior  2013-06-03 24

copyright: Southern Cross University


このキャンパスはゴールドコースト空港の横にビルがあるので、日本との行き来はとても便利。都会の喧噪はいやだけど、都会に出るのに何時間もドライブしなくてはいけないくらい田舎も嫌いという人にはいいかもしれません。大学の教授の中には、大学に出勤する前に毎朝サーフィンをしてから来るという方もいて、とてもフレンドリーな先生たちでした。

ただ、このような小規模の大学には、クィーンズランド大学などのような広大なキャンパスで多くの学生たちが芝生で勉強しているなどの環境は無いので、私としては大学生ではなく、修士を取得するという明確な目的がある大学院生にお勧めです。現在、オーストラリアでは優秀な留学生を増やすために、2年間の修士プログラムを卒業するとその後の2年間の滞在ビザを申請でき、その間に就職をしてビジネスビザや永住権につなげやすい環境が整っています。

たとえオーストラリアでの永住権が難しくても、オーストラリアでの修士資格は日本をはじめアジアやその他の国での就職には有利になります。日本で大学を卒業した人は、ワーキングホリデーという選択肢だけではなく、オーストラリアで大学院に行く事も検討してみてください。確かに費用はずーっとかかりますが、ワーキングホリデーの後にオーストラリアに住みたくなってバイトと安い学校でビザをつないでいくよりも、長期的には成功できると思います。
衛藤 伸彦
オーストラリア留学センターの代表をしています衛藤伸彦(えとう のぶひこ)です。 現在は南オーストラリア州のアデレードに住んでいますが、全豪6都市(シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にある支店や全豪の学校や大学、東京支店などを出張しながら、若者たちが自分らしい人生を送るためのアドバイスやセミナーを開催しています。

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