ガイドブックは捨ててしまおう

毎朝、海沿いをジョギングしていると、日の出の時間に合わせて中国からの観光客を乗せたバスが止まって、皆さん砂浜で写真を撮っています。ほぼ毎日の出来事なので、あらためて中国パワーのすごさを感じます。きっと中国のガイドブックで、ゴールドコーストでするべきことのリストに載っているのではないでしょうか?
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By banjobelknap


「そういうお仕着せの旅行はいや」と思っても、多くの留学生たちも実は似たようなことをしています。ガイドブックを元にした何をすべきかのリストがあり、そのリストをつぶしていくことで満足感が得られ、ガイドブックに書いてないことが起こりそうになると、とたんにそこから逃げてしまうのです。

私がこの留学ということをテーマにビジネスをしている一番の理由は、先生や友人や上司や組織の言うことをフォローすることを押し付ける日本社会を飛び出すことに意義があると思っているからです。ガイドブックをフォローしていると、何も自分は変化しません。それどころか、その内容が正しかったかとか、自分に合っていたかとか評価者の立場になって、さらに殻に閉じこもってしまうことになるのです。しょせん、ガイドブックは誰か他の人の人生です。それを一生懸命フォローするなんて、よく考えればもったいない時間ですよね。

最初の1週間でガイドブックは捨ててしまいましょう。それよりも留学で体験する面白エピソード集を自分なりに編集していくことが、きっと日本に帰ったときに就職にも新たな出会いにも活きてくると思います。留学を成功させているというのは、そういう人たちです。

 
衛藤 伸彦
オーストラリア留学センターの代表をしています衛藤伸彦(えとう のぶひこ)です。 現在は南オーストラリア州のアデレードに住んでいますが、全豪6都市(シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にある支店や全豪の学校や大学、東京支店などを出張しながら、若者たちが自分らしい人生を送るためのアドバイスやセミナーを開催しています。

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