リモートワークの時代にむけて

これから20年で働き方が大きく変わるとしたら、その一つはリモートワークをする人々が普通になっているということです。

Marcoola Beach and bike

会社という組織に属しながら、あるいはフリーランスという形態で、家からあるいは家の近くのシェアオフィスのようなところでネットを通じて働くリモートワークをする人々は確実に増えていきます。今のように都会のオフィスに満員電車に揺られながら通勤する人々は20年後にどのくらい減っているのか楽しみです。今、私はオーストラリアのサンシャインコーストという地域に住んでいますが、そこで出会うテニス仲間たちも何人かは自宅でコンサルティング会社を経営していたり、リモートでアメリカと仕事をしています。そして私自身も自宅からスカイプなどでオーストラリアの主要都市や東京のスタッフと会議を定期的に行うことで経営をしています。

今から20年前、Windows95などと騒がれた頃は、パソコンはインターネットにそんなにつながっていなかったので、私のようなライフスタイルはそもそも選択肢にありませんでした。今、このようなリモートワークスタイルは限られた人の特権のように見えますが、20年後はごく普通の働き方になっているはずです。つまり、現在20歳の大学生たちが、40歳の働き盛りの年代になっているときには、そんな社会で活躍しているのです。

そんな時代が到来するにあたって、準備しておかなくてはいけないことは、英語でのコミュニケーション。リモートワークはたぶん日本よりも世界の方が進み方が早く、その波に乗るためには仕事ができるレベルの英語力は身につけておくことが必須です。あなたの能力を発揮できる市場が世界中になります。

もうひとつはデジタルの世界で、何かを作れるということ。レポート、企画書、分析など昔ながらのものでもオリジナリティーがあれば生きていけるし、デザイン、プログラミング、などクリエイティブな仕事はリモートワークには相性がいいはずです。TAFE(公立の専門学校)などでも、クリエイティブな科目は数多く開講されているので、休学を考えている学生は1年間英語とデザインの世界を勉強すると、将来海のそばから仕事ができるかもしれませんよ。
衛藤 伸彦
オーストラリア留学センターの代表をしています衛藤伸彦(えとう のぶひこ)です。 現在は南オーストラリア州のアデレードに住んでいますが、全豪6都市(シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にある支店や全豪の学校や大学、東京支店などを出張しながら、若者たちが自分らしい人生を送るためのアドバイスやセミナーを開催しています。

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