まずはテストを受けてみよう

オーストラリアで大学や大学院に通ったり、永住権を取得するためには、いつかは英語の試験を受けなくてはならなくなります。そんな話を若者たちとすると、IELTSでもTOEFLでもまずは勉強して自信がついたら受けてみたいですと答える方たちが多いのです。そんな人が多いので、英語試験用の塾とか予備校という業種が日本では発展するのでしょうね。
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まずは練習してからという戦略は、はっきり言って時間とお金の無駄だと思います。

テストを受けようと思ったら、1ヶ月後でも2ヶ月後でも次のテストの予約をすべきです。そして、そのテストに向かって自力で勉強をしてみましょう。図書館に行けば過去のテストの問題集を借りる事もできるし、古本だって売ってます。過去の問題集とネットにある情報で自分なりの計画でテストを受けてみるのです。

テストを受けてみると、思わぬ発見があります。まずは、どんな環境でテストを受けるのかとか、テストの流れについても理解が深まります。リスニングの環境とかリーディングの時間の制約とか、分かっていたつもりでも実際のテスト環境で感じる事は自分で勉強している世界とはかなり違うのです。最初のテストは、気づける事は全部気づいておけるように、終わったらすべてメモに残しておきましょう。そうすれば次に受験するときには無用なストレスは抱えずに、解答する事に集中できます。

さて、2週間くらいすると結果が送られてきます。目標に対してどのくらいの点数が取れているかで、今後のスケジュールと本当に予備校のようなところに通うかのか自分で頑張るかを検討すればいいと思います。きっと自分なりのアイデアが出来ているはずです。集中して勉強すべき事が見えているから、長い期間塾に通う必要も無いでしょう。あるいは、塾以外の対策も思いつくはずです。

例えばスピーキングだけが心配なら、ネイティブの先生とマンツーマンでチャットできるような安い英会話に10回くらい申し込んで、ひたすら質問してもらえばいいのです。実際私がIELTSを受験したときは、そのようなスピーキング対策をしました。

まずは、テストを受けてみる。大学受験と違って英語のテストは何度でも受けられます。ですから場に慣れることができるという特権は活かした方がいいと思います。

 

 

 
衛藤 伸彦
オーストラリア留学センターの代表をしています衛藤伸彦(えとう のぶひこ)です。 現在は南オーストラリア州のアデレードに住んでいますが、全豪6都市(シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にある支店や全豪の学校や大学、東京支店などを出張しながら、若者たちが自分らしい人生を送るためのアドバイスやセミナーを開催しています。

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