社会の変化は待っていられない

僕たちの世代は、社会に入るときに「新人類」と呼ばれ当時の大人たちには理解できなかったようですが、その僕たちも大人(それもかなりの)になって、この30年くらいを振り返ると、ほとんど日本の社会が変わっていない事に唖然とします。もちろん、30年前に比べたら女性の社会進出も、海外に行く人々の数も、いくつかの局面では大きく改善もしているでしょうが、なんか社会を包んでいる空気みたいなものは、ほとんど変わっていない感じがします。
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私にとって一番居心地が悪いのは、大事な事を先送りしながら、多くの人たちが何かを待っているということです。誰かが、それが力強い政治家なのか、正義の味方なのか、優秀な官僚たちなのか分かりませんが、社会を変えてくれるのではないかと待っている、あるいは「待っててもしようがないよね」とブツブツ言いながら結局そこに留まっている人々が、日本の空気をずーっと作っています。

希望的観測の元に、長期的な視点で将来を考えれば、必ず社会は良くなっていくでしょう。毎日毎日少しずつ良くなっていって、いつか素敵な社会ができることでしょう。しかし、皆さんはその日まで待てるのでしょうか?皆さんの子どもたちはその日まで待てるのでしょうか?僕は自分の子どもたちの未来を考えたときに待てませんでした。だから子どもたちだけでも、世界というフィールドで生きられるようにと思い、オーストラリアで勉強させました。それから15年経って、「グローバル人材」とか言う言葉とともに、社会が追いついてきた?感じがします。

社会という時の流れと、一度しかない自分の人生の時間の流れはきっと整合しないと思います。それでも待ち続けるか、リスクも考慮しながら動き出すのかは人生における大きな課題です。

 
衛藤 伸彦
オーストラリア留学センターの代表をしています衛藤伸彦(えとう のぶひこ)です。 現在は南オーストラリア州のアデレードに住んでいますが、全豪6都市(シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にある支店や全豪の学校や大学、東京支店などを出張しながら、若者たちが自分らしい人生を送るためのアドバイスやセミナーを開催しています。

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