現地アルバイトを将来に活かすために

オーストラリアが留学先として人気がある理由の一つは、ワーキングホリデーだけでなく、学生ビザの留学生もアルバイトが許されているということです。ですから、大学に通いながら、あるいは語学学校に通いながらアルバイトをしている留学生がほとんどです。そして、その多くが日本レストランなどの日本に関係するような場所でのアルバイトになり、若干退屈だったり、お金のためと割り切ってバイトをしている留学生たちをみかけます。

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しかし、海外で働くというせっかくの機会ですから、学べることは徹底的に学んでみましょう。

1)ビジネスモデルを理解してみる。

多くの留学生は日本食レストランやカフェでアルバイトをすることになると思います。そしてその人たちにとって、飲食業で働くという機会は人生に何度もあることではありません。それなら、いったいどうやってこのビジネスは儲かっているのか?いくらくらい儲かっているのか?お客様の売り上げ単価はいくらくらいか?コストはどのくらいかかっているのか?など飲食業のビジネスの成り立ちをしっかりと理解してみましょう。ビジネスの勉強をすることは、将来必ず役に立ちます。

2)自分なりの改善点を考えてみる

ビジネスを理解していく過程で、私だったらこうするのに、僕だったらここを直すのにというアイデアが必ず生まれてきます。そのアイデアを実現する方法をまとめてみましょう。その時に、お客様の視点、経営者の視点、社員の視点で考えてみるとそのアイデアが単なる思いつきから戦略レベルに昇華していきます。

3)提案してみる

せっかくまとめた改善点ですから、店のオーナーやマネージャーに提案してみましょう。英語で提案をするなんて、なかなか出来ない経験です。人によっては全く受け付けなかったり、怒ったりする人もいるかもしれませんが、それも異文化経験としては面白いはずです。そんなことで居心地が悪くなるなら、そんなバイト先は辞めちゃえばいいので、次の学べる職場を探してみましょう。

日本人の若者たちは、言われたことはしっかりとやってくれるのでどんな職場でも重宝されます。しかし、言われたことだけどやる癖をつけてしまうと成長の機会を逸してしまいます。海外で、守るものは特に無いでしょうから、上記の3点をぜひトライしてみてください。

 

 
衛藤 伸彦
オーストラリア留学センターの代表をしています衛藤伸彦(えとう のぶひこ)です。 現在は南オーストラリア州のアデレードに住んでいますが、全豪6都市(シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にある支店や全豪の学校や大学、東京支店などを出張しながら、若者たちが自分らしい人生を送るためのアドバイスやセミナーを開催しています。

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