学生寮よりAirbnb?

10月は東京の実家に滞在していますが、サンシャインコーストの家を引き払って、しばらく滞在した家についてお話しします。

僕たちが車で旅をスタート出来た一つの理由はAirbnbの存在です。ホテルよりもずっと安く、モーテルよりもずっと快適に過ごせるのがAirbnbです。出来るだけ、今まで住んでいたアパートの家賃並みの宿泊費で滞在できるようには考えていて、都市では少し値段が高めでも便利な場所、田舎では値段を抑えてなど工夫して、トータルでバランスを取っています。

今まで、サンシャインコーストとブリスベンのホストの家に滞在しましたが、こんな感じの場所でした。
ここからはブリスベンの空港の近くの家

それぞれ、数日過ごすには十分な部屋でしたし、朝ごはんはシリアルやヨーグルトやフルーツがついていて、外に買いに行く必要がありませんでした。

留学生たちにとって、渡航後、最初に滞在する場所はホームステイ、学生寮、バックパッカーなどの安い宿などの選択肢しかありませんでした。しかし、これからはAirbnbも選択肢の一つとして考えるべきだと思います。もちろん、予約に関しては自分ですべて手配をしなくてはいけませんが、オーストラリア以外でも留学を経験をされた方や、海外旅行などですでにAirbnbに滞在した経験がある方は、抵抗なく滞在ができると思います。そして、学校や新しい街に慣れた頃に、友人たちの情報を使いながらシェアハウスに移動すればいいのです。

どんな家庭に振り分けられるかわからないホームステイ、どんなルームメートがいるのかわからない学生寮、そのようなことがリスクだと感じ、どんなことでも自分で選んでみたい少しわがままなタイプの人は、滞在先についても自分でコントロールしてみることをお勧めします。しかし、もし、何かトラブルがあってもそれも自分で解決していかなくてはならないということはお忘れなく。だけど、そんなトラブルも(今のところ、何も僕にはトラブルは起きていませんが)きっと自分で解決することで成長できるのだと思います。


家がない快感

今日、サンシャインコーストのアパートを引き払い、名実ともに旅をする社長になりました。今週はサンシャインコーストにいて、週末はブリスベン、そして来週からは東京、1ヶ月後オーストラリアに戻ってからは、車で南下して12月末にはタスマニアに行く予定です。サンシャインコーストにまた戻ってくるのは、半年後の予定ですが、もしかしたらそのまま旅をずーっと続けるかもしれません。そして、旅をしながら、様々な街で学校関係者や留学生に会って色々な話をしていきたいと思います。
帰る家がないと言うのはある意味、快感で、どこにも誰にも縛られない感覚は親元を離れて一人で暮らし出した感覚に通じるところがあります。

人は家を持つ事で安心を獲得します。多くの人は家を持つことが人生の大きな目標であり、そのために苦労をしながら働き続けます。しかし、僕は安全を獲得すると堕落したり傲慢になりそうで怖いのです。

家を持たず、旅を続けることは(基本的には滞在はAirbnbだし)いつも誰かのお世話になって生きていくことです。そんな経験は、今まで誰にも頼らず成功していくんだといきがってきた55歳の経営者にとって、きっと新しい視点を見つけてくれると思います。

旅の途中で、お茶かビールかテニスにつきあってくれる人はぜひ、メッセージをくださいね。

洞窟に差し込む光のパフォーマンス

この前の週末に、サンシャインコーストからロックハンプトンという街に行くために、片道600キロほどのドライブをしてきました。もちろん行きと帰りはほぼ1日のドライブで、2泊3日の旅です。



なぜ、こんなところに旅をしたのかというと、この辺りの緯度は南緯23.5度。つまり南回帰線のエリアで、オーストラリアの夏至に近いこの時期には、正午にはほぼ頭上に太陽がやってくるのです。そして、この近くにある capricorn cave という鍾乳洞では、ちょうど天井にほぼ垂直に穴が空いている部分があり、1年でもこの時期にだけ太陽の光が正午近くに差し込むのです。

こんなマニアック、かつ天気にも左右されるイベントですが、11時のツアーには家族連れなどで賑わっていました。ヨーロッパからの旅行者も何組かいて、好きな人はわざわざやってくるんだと、少し感動しました。
ツアーのガイドはJayさんという先祖が北欧からの移民のひげの若者。日本だったら、こんな場所だと先生を引退されたおじいちゃんがガイドをしている印象ですが、ここでは元気で知識を話したくてしようがないバイタリティー溢れる若者が担当してました。この鍾乳洞のでき方とか発見された歴史とか、最初はコウモリの糞が何メートルも堆積していたとか(コウモリの糞は当時肥料として売れるものだったそうです)興味深い話が続きました。この若者は、この仕事を本当に楽しんでいるんだろうなということがよく分かるオーラが出ていました。自分が好きな仕事で食べていく、そんなシンプルなパワーを感じることができたツアーでした。
そして、メインイベントである鍾乳洞の天井に穴が空いているところでのパフォーマンス。本当に太陽の光が神秘的に差し込んでいて、そこに色やミラーボールを当てることで、不思議な空間を楽しみました。1年のこの時期にしか見れない、貴重な体験、旅好きな人はいつか訪ねてみてください。

記憶に残る旅に出かけよう

メルボルンへの出張のついでに、週末は車を借りて、グレートオーシャンロードに2泊3日の旅をしてきました。メルボルン市内から、有名な「12使徒の岩」までは250キロなので、日帰りドライブも可能なのですが、今回は海沿いの町で休憩しながらのんびりとした時間を過ごしました。

実は若い頃は、僕はあまり旅をしたことがありませんでした。テレビや雑誌などで見たことがある場所にわざわざ行くことの価値がよくわからなかったし、誰かに誘われることもなかったし、そもそもお金が無かったので、旅をする余裕もないので興味もわかないという感じでした。

旅の意味が見出せるようになったのは、出張などで世界の街を一人で歩くようになってからです。旅人として、つまりはその街の異邦人として、少しの距離と敬意を持って街や人々を眺めたり、話したりすることで、そこで育まれている普通の小さな幸せを感じることが、僕にとっては旅の一番の楽しさです。

今回もグレートオーシャンロードの宿の元教師だったおじさん、チョコレート屋さんのおじさん、チーズ工場のおじさん、みんな素敵な話をしてくれました。

だからこそ、旅はゆっくり出かけましょう。日帰りで行けるところでもその街に泊まってみましょう。観光スポットをいくつ見たかよりも、カフェや宿の人とちょっとした会話の方がずっと記憶に残ると思います。

 

自然を感じる時間

オーストラリアは日本の20倍の面積に6分の1の人間しか住んでいないので、人の手が加わっていない自然がいくらでも残っています。それらの風景は、どうやって出来たのか分からないものもあるので、ガイドブックなどを読んでみるのですが、それでもなかなか理解できません。
人が作ったものは、たとえどんなに巨大なものであっても、どのように造られたのかなんとなく想像がつきます。必ず誰か「始めよう!」という力を持った人がいて、その組織の中で労働者や奴隷や職人たちが、様々な思いを込めて働いている姿をイメージすることができます。僕は人口の建造物を見ると、その物自体の美しさや壮大さよりも、そこにたどり着くための人間の様々な欲望やロマンやドラマに思いがいってしまうタイプです。

しかし、自然が作った芸術はその科学的な理論や背景を理解できたとしても、そのダイナミックな歴史を感じることはなかなかできません。それはそのプロセスがはるかに人間の能力を超えているからです。人間が感じられる時間軸や空間軸を超えた世界で起きている(現在でもそのプロセスの中にいるわけですが。)ことだからです。

オーストラリアに留学に来たら、できれば少ないメンバーで自然が広がる田舎を旅してみてください。どこへ行っても日本のように人は多くないので、じっくりと自然と対話できる時間があると思います。僕たちが気付かないくらいかすかに大地は動き、爽やかに風は流れ、そして信じられないスピードで地球は太陽の周りを回っていることが意識できるかもしれません。僕は、オーストラリアに来て、そんな時間を持てることがすごく幸運なことだと思うのです。

 

メルボルンでの時間の使い方

先日、メルボルンに出張に行ってきましたが、年の初めに航空券などを予約した時にイースターの祝日であることはすっかり忘れていて、幸運にも!1日はのんびりと休日を過ごすことになりました。

それならと、奥さんも誘って、メルボルンを1日楽しもうと思ったのですが、サンシャインコーストの田舎暮らしに慣れてしまった僕たちは、祝日のイベントなどで混んでいる市内の人に酔ってしまいそうだったので、結局少し離れた植物園の散歩になりました。オーストラリアの各都市には必ずと言っていいほど植物園があるのですが、日本に比べると様々な木や植物が植えられている自然公園という感じで、神代植物園のバラ園(東京・多摩地区のローカルネタ)とはずいぶんと雰囲気が違います。


地元の人たちが、のんびりとするためにやってきていて、のどかなひと時を楽しんでいました。この植物園の市内側の入り口には天文台とインフォメーションセンター、そしてビールまで飲めちゃうカフェもあり、散歩のあとのビール、そして芝生で昼寝というぜいたくな休日を過ごしました。


このあと、夕食のために市内まで歩くと、そこには観光客やアジアからと思われる留学生たちの若者たちでレストランやカフェは賑わっていました。メルボルンの都会だけを見ると、「東京とあまり変わらない」という印象を持つかもしれません。世界で一番住みやすい都市として何年も1位を獲得している理由が、都市部分だけではなく、都市の周りを見ることで分かった気がします。メルボルンでは、ぜひそんな時間の使い方をしてみてください。