ぐっすり眠る方法

今週は西オーストラリア州のManjimupという街から20分ほど車で走った牧場の中の家に滞在しています。今までも、こういうシチュエーション(朝起きて外を見ると牛しか見えないみたいな)は経験してきたのですが、今回は携帯電話の電波が全く飛んでいない場所でした。



仕事の時は、街まで行って、カフェでメールの返信をしたり、会議はカフェでは音楽がうるさかったので車の中でやったりと不自由しながらも、なんとかこなしたのですが(オフラインの時間も多かったです)、夕食の時間からはネットとテレビのない生活が1週間続きました。



夜は本を読んだり、そのAirbnbにあったDVD(裏を綺麗に拭いたりなんかして)を観たりすると、すぐ眠たくなっちゃうので、9時くらいには寝てしまうのですが、携帯が使えないと本当によく眠れるのです。寝る前にニュースを見たり、メールをチェックしたり、何気なくやっていたことが、ちょっとしたストレスを増大させていたことに、あらためて気づかされました。特に、オーストラリアの国境がずーっと閉じたままで大きな打撃を受けている留学会社の社長としては、最近はストレスがかなり溜まっていたので、こんなによく眠れると、ポジティブな新しいアイデアや戦略も浮かんできます。

僕たちが24時間常にネット環境と繋がるようになってから、まだ10年くらいの話なのに、僕の脳はかなりネットに侵されてしまっていたようです。今は、不安で夜も眠れない方も多いかと思いますが、まずは、夕方から携帯電話の電源を切ってみてください。明日から、また違う場所に移動しますが、これからも、この習慣?は続けていきたいと思います。

計画された困難

アデレードで、久しぶりに友人と会い、ランチとテニスをしました。彼はかつてはフリンダース大学附属英語学校のマーケティングの担当として一緒に仕事をしていた仲間です。


現在、彼は自分が通った小学校の体育の教師と、放課後は地元のサッカークラブのコーチをしながら生活をしています。テニスも週に1回か2回は友だちと楽しんでいるということで、お互い、スポーツのネタは話がはずみます。

テニスもサッカーも技術や体力や戦略はトレーニングできるけど、それらよりもずっと重要なメンタルを鍛えるのは大変だよね、という話になりました。しかし、それって10代の頃にちゃんと鍛えないと、プロの選手になることは出来ないし、たとえプロの選手になれたとしても成功できる可能性はゼロです。特にテニスなどの個人スポーツはなおさらです。

彼も、それをどうトレーニングに組み込んでいくかを試行錯誤しているそうです。話を聞いていて面白かったのは、優秀な選手にあえて困難な状況を経験させるのだそうです。日本だと、しごいて根性を鍛えるみたいな話になっちゃうかもしれませんが、彼は、サッカーの練習試合などでその子にどんどん反則を与えるのだそうです。それで、キレさせてプレーに集中できなくして、あとで呼んで話をするそうです。どんな困難が降りかかっても、過去ではなく、次のプレーを良くする為に集中することの大切さを教えていくのだそうです。なるほどって感じですよね。そして、そんなマインドセットはスポーツだけではなく、その後の人生にも役に立つのだと思います。

困難に打ち勝つ強さは、経験でしか養われません。しかし、本当の困難はそんなにはやってこないし、準備していない状況でいきなりやってこられたら、誰だって深い傷を負うことになります。だからこそ、計画された困難を経験しながら、それを学びに変えていくことは大切なトレーニングになるのです。

今の日本の社会を見ていると、子どもが困難に遭わないように、親たちは出来るだけ楽な道を探そうとしますが、果たしてそれが本当に子どものためになっているのかは疑問です。だって、子どもだって大人だって、困難のない世界なんてあり得ないのですから。

計画された困難として、オーストラリアの大学進学を考えてくれる家族が増えると良いなと思っています。

珍しいからチャンスがある

今週はグレートオーシャンロードの最終地点のWarrnambool(ウォーナンブール)という街の近くに滞在しています。メルボルンからグレートオーシャンロードで12使徒の岩までは多くの人が行くと思いますが、それよりさらに50キロ先にも素敵な街があるのです。



そして、この街にはDeakin大学のWarrnamboolキャンパスがあるので、ふらっと寄ってみました。キャンパスは思った以上に大きく、ここだけでも十分に一つの大学として認められそうなサイズでした。午前中はキャンパス内のカフェで仕事をするというのが日課になりました。



まだ、夏休みから帰ってきていないのか、コロナウイルスの影響でオンラインの授業が多いのかはわかりませんが、学生の数はそんなに多くありませんでした。調べてみると、留学生が学ぶことができる学部もビジネスとか環境学(海洋学)などがありましたが、日本人が学んでいる可能性はとても低そうでした。街を歩いていても日本人らしき人には全く出会わなかったので、こんな街のこんなキャンパスで学びながら生活をしたら、日本人というだけで、チャンスが訪れたり、友人が増えたりすると思います。(「日本語教えます!」と看板を出すだけで、何人かのお客様が連絡してくるに違いない。)


マーケティングの基本は、scarcity(希少性)です。季節限定商品だからみんな買いたくなるし、一度きりのコンサートだからみんなが殺到するわけだし、優秀な人材だから給料が高くなるのです。皆さんの希少性を獲得するには、自分の能力を高めるか、場を変えるかのどちらかです。こんな街に住んでいると、日本人というだけでチャンスが訪れる可能性が、メルボルンの市内にいるよりはずっと高くなるのです。

でも、多くの人たちは、なかなかそう考えません。自分が目立たないところ、他の人々と同じところにいようとする。大企業に入っていれば安全だと思ってしまう。でも、いつか、自分が目立つ場所に行かないと自分らしい人生を生きたと思えなくなってしまいます。能力を高める、場を変える、あるいはその両方をやる。人生の戦略はそんなシンプルなことの繰り返しだと思います。

荒れる予感

いよいよ、今年も残り2週間ほどになり、オーストラリアの大学のほとんどが今日が最終日で明日からは担当者の多くがお休みに入ります。3月に国境が閉じてから、まさかこの状況で年を越えるとは思いませんでしたが、今の状況を考えると留学生たちが自由に国を移動できるのはワクチンの接種が必要になりそうですね。


そんな状況の中で、留学業界がだんだん荒れてきていることを感じています。まずは教育機関たちですが、いくつかの語学学校たちが存続をあきらめ、違う学校に統合されたり廃業をしています。留学生たちは他の学校に転校するなどして、問題になっているケースはほとんどなさそうですが、それでも留学が予定通りに進まなかった人は多いと思います。また、一緒にマーケティングをしてきた大学の担当者の何人かは大学を辞められたり担当から外れてしまっています。日本という小さな市場に割けるリソースはさらに減ってしまったようです。

そして、問題は私たち留学エージェント。国境が開かなければビジネスが成り立たないので、多くの会社が資金不足になっています。ですから、何かと理由を作ってお客様たちに申し込みや入金を促しています。今、申し込むとお得ですよとか、(実際、そのようなキャンペーンを行っている学校もあるのですが、いつ入国できるかも分からないし、経営的に安心できる学校とそうでない学校があります。)また、1年前に申し込まないと、あなたの大学での学部には空きがなくなる、などの僕たちからすると不思議な理由で申し込みを急がせるケースもお客様から聞いているので、くれぐれも焦って入金をしないように気をつけてください。入金した後、キャンセルをしようとしたらキャンセル料を取られたりするケースもあるようなので、国境が開くことを確認してから、お金のことは動いた方がいいと思います。

どんなにいい会社や経営者でも、苦しくなると悪魔に魂を売る人が出てきます。残念なことですが、だからこそ、自分でしっかりと考えて手続きをしていってくださいね。

いちおう、僕の会社の状況をお話しすると、コロナウイルスによる国境の閉鎖が理由でキャンセルされる方からは、規定のキャンセル料をいただかずに、学校から返金された全額をお送りしています。また、おかげさまで現在も資金は潤沢にあるので、この状況が2年間続いたとしても、会社の経営に影響を与えることはありません。もし、オーストラリア留学で、何かトラブルなど、困っていることがあれば、相談してください。僕たちが解決はできなくても、誰に相談したらいいかなど、解決のための方向性などはお伝えできると思います。

オーストラリアはコロナウイルスの感染の拡大を厳格なルールによって防いでいて、今の僕の生活にコロナウイルスの心配はほとんどありません。早く国境が開き、留学生の皆さんがこの安全な世界で勉強に励むことができることを楽しみにしています。

悪い連鎖を切るために

日本社会の一つの問題は、一度悪いサイクルに入ってしまうとなかなか抜け出せないことでしょう。

親の貧困は子どもの教育の機会損失につながるし、虐待はまた次の世代の虐待につながっていくし、キャリアのスタートでつまづいて非正規雇用に甘んじると、正規雇用になるハードルをなかなか超えることはできません。悪い連鎖の中で生きている人たちは、その中の世界でしかチャンスを得ることができず、つまりはいつまでたっても抜け出すことができず、最後にはあきらめてしまうのです。


これとは反対に、いい世界に入った人たちは、その既得権益を守るために努力して、その世界にとどまり、その世界の人々のネットワークで世の中がまわるように組み立てていくのです。

つまり、格差社会というのは悪い連鎖の中で生きる人たちと、いい連鎖の中で生きる人たちの間で、普通にしていると自然と起きてしまう現象なのだと思います。ですから、社会としてこの問題は行政が取り組まなくてはいけないことに間違いはないのですが、一人一人の個人がその解決を待っている時間はありません。

悪い連鎖の中にいる人は、その連鎖を断ち切らなくてはいけないし、そのためにキャリアや人間関係も含めて、自分の住んでいる世界をリセットする必要があります。留学は、そのリセットのきっかけになるかもしれません。でも、そのためには、お金も含めて準備やしっかりと覚悟をもってから来てください。1年間で修了するGraduate Diplomaなどの資格を取るだけで、企業からの評価も違うし、経験も積めるし、自信を持ってキャリアの立て直しにつながっていくと思います。簡単ではないことは重々わかっていますが、その後の人生が大きく変わっていくので、30歳までにはなんとかすべき問題なんだと思います。

ビジネスセンスを磨く習慣

仕事って、自分の作りたいものだけを作って、それが売れている芸術家でもない限り、必ずお客様というものを意識していなくてはいけません。お客様に価値を提供することで、お金をもらうことが、ほとんどの仕事だからです。そして、その価値とは、お客様の何かしらの問題を解決するものです。街角のカフェだって、美味しいコーヒーを飲んでリフレッシュしたいとか、ゆっくり考え事をしたいなどのお客様の問題を解決しています。


ビジネスセンスって、つまりは、そのような問題発見能力と、その解決能力なんだと思います。そして、僕は問題発見の能力の方が、大切だと思っています。問題がわかれば、解決法は想像がつきやすいからです。

そして、そのビジネスセンスはトレーニング可能です。まずは、困っている人がいたら、助けてあげればいいのです。不思議なのですが、世の中には、困っている人に気づかないという人がたくさんいます。あるいは、面倒だから気付こうとしないのかもしれません。そんなマインドセットは、どんどんビジネスセンスを劣化させていきます。

まだ、社会に出ていない大学生や高校生の人たちは、とにかく、困っている人がいたら、助けてみてください。両手に荷物を持っている老人がいたら、エレベーターのボタンを押してあげましょう。道に迷っていそうな外国人がいたら、声をかけてみましょう。

あるいは、ふと見かけた人とか出会った人が、どんな問題を抱えているか想像してみるのは、面白いトレーニングです。昔、東京に住んでいた時には、電車に乗っている人を観察して、この人が買いたいものってなんなんだろうって想像するゲームをしていました。服装とか髪型とか持っている電話の機種などで、その人の生活って、けっこう想像できたりします。その人が買いそうな商品やサービスを考えてみると、あっという間に時間は過ぎていくし、退屈な電車の中でもビジネスのトレーニングになりますよ。

学部は世の中を見るためのフィルター

今月は高校生3年生からのオーストラリアの大学への出願が増え始める月ですが、大学での学部選びは、悩んでしまう問題です。自分はこれを学びたいと思っても、親とか周りの人が、それではつぶしが効かないとか、就職で苦労するかもしれないからとか言って、若者たちの心を悩ませます。


でも、他の人がなんと言おうと、自分が学びたい勉強をしてください。

大学で学ぶことって、社会に出る前の、自分づくりの集大成みたいなものです。(もちろん、一生勉強しなくてはいけないので、それ以降学ぶ必要がないということではありません。)自分の興味に従って、深く勉強したことをベースにして社会で自立をしていかなくてはいけないのです。

僕は大学時代には人間とか社会とかに興味があったので、文学部の行動科学科という学部で勉強をしました。あまりつぶしが効かない感じの学問です。はっきり言って、ビジネスというものが何かさえ分からずに社会に出ましたが、今は会社の経営者として、楽しく生きています。そして、僕の経営者としての成功要因は、ビジネスについて詳しいからではなく、人間について今でも興味があり、人はどうして働くのだろうとか、人はなぜこちらを選択するのだろうかということを、少しだけ競合の経営者よりも分かっているからだと思っています。つまり、僕は社会やビジネスを行動科学科というフィルターを通して今でも見ている気がするのです。

ITを学んだのであれば、ITというフィルターで社会を見ていく。環境保護を学んだら、環境というフィルターで社会を見ていく。でも、フィルターの先には人間たちや様々なビジネスや最新の技術など社会のありとあらゆることが混沌としてあるわけで、それを全部きれいに理解することは、不可能に近いので、自分なりのフィルターが必要になるのだと思います。

どのフィルターを選んだからと言って、それで成功の確率は変わらないと思います。大切なことは、そのフィルター越しに見えている社会の中に、なんとしても直したくなることや、良くしたくなることを発見して、自分の大切な時間をその解決のために使うことなのです。

留学は機が熟したときに

留学に行くべきタイミングって、その人によって随分と違う感じがします。高校留学など、早く留学した方がいいとか、社会に出てからの方がいいなど、様々な意見がありますが、大切なのは、留学する本人が、今がそのタイミングだという強い意志を持っているかだと思います。その意志が、留学生活の充実やその後の人生の成功につながってくるのです。


例えば、大学生の休学留学でいえば、留学に行くと就活に有利になるらしいので、、みたいな理由ではなかなか人生を変えるような経験はできない可能性が高いです。それに対して、日本の大学に通い出して芽生えた、新しい興味のある分野をなんとしても世界で学びたいという若者には素晴らしい経験が待っています。

周りの人が留学してるからとか、一度社会に出ると将来留学には行けそうにないからとか、そんな理由ではなく、「機が熟しているのか」をしっかりと考えてみてください。僕は社会人になるまで、海外に出たこともない、貧乏な若者でしたが、働き出して5年目くらいに、ビジネスマンとして世界のステージに行くには英語でビジネスを学ぶしかないという強い思いみたいなものが生まれました。今の若者たちに比べると随分と遅いのですが、その時が僕の機が熟した時だったのだと思います。

ですから、焦る必要はないです。でも、機が熟した時に経済的な理由で留学を断念しないように、お金は大切に貯めておいてくださいね。貯金はたとえ留学に行かなくなっても、将来役に立つと思いますよ。

不安をコントロールするための留学

この将来が見えない環境の中で、世の中の人々を大きく2つに分けると、不安な人たちとそんなに不安ではない人たちに分けることができるかもしれません。不安にさいなまれると、精神的にも弱くなるし、そうなれば健康にも影響が出てきます。また、お金を持ってるからと言って不安じゃないというわけでもなく、生活や気持ちをコントロールできているかの方が大切な気がします。

となると、不安をコントロールする技術が、いい人生を過ごすためには必要条件と言えるかもしれません。多くの宗教がそのような技術を伝えることで信者を増やしてきたわけですが、僕は「信じれば救われます!」みたいに言われても、「はあ?」って感じだし、いちおう留学教?の伝道師なので、オーストラリアに留学することで、不安をコントロールために役立つことを書いておきます。


まずは、シンプルで貧乏な生活に慣れることができます。オーストラリアにいる多くの留学生たちは毎月1200ドルから1500ドルくらいで生活しています。日本円で10万円から12万円です。みんな、そんな感じで生きているので、楽しみ方は安い食材を買ってきてバーベキューです。それで十分幸せなら、将来、たとえ仕事がうまくいかない時でも、最低限のお金で楽しく生活するイメージを持つことができます。シェアハウスで生活する経験も、将来、人の家に転がり込まなくてはいけない事態になった時に役に立つかもしれません。

次に人の目を気にしなくなります。世界からやってくる留学生たちは、ほとんど人の目なんて気にしていません。自分の価値観で生きています。そのマインドセットって不安になることを防いでくれます。日本人は親がどう思うかとか友だちと差がつくのが嫌だとか、ダメなやつだと思われるのが嫌だとか、世界の若者たちからすると、けっこうどうでもいいことで不安になりますが、それがかなり払拭されると思います。だって、授業では恥をかくことの方が多いのですから。怖いもの知らずになっていきます。

もう一つは、純粋に能力が高まるということです。少なくとも英語でコミュニケーションすることは出来るようになります。大学生たちは、それに加えて専門性のある勉強で鍛えられ、知識が増えます。就活で不安になるのは、自分にはたいした能力がないのではと思う時ですが、オーストラリアの大学で学んだ勉強を整理してみると、社会で使える能力が高まっていることに気づくはずです。その能力に自信を持って、不安を吹き飛ばしてください。

不安をコントロールするのは学ぶことができる技術です。頼れる親や友人がいない海外でその技術を訓練していくことができるのは、留学の大きなメリットだと思いますよ。

焦らないこと

これだけ長く国境が閉まっていると、そろそろ待ち切れない人たちが出てきています。大学生で就活の前になんとか留学をして、英語力や海外経験について履歴書に書きたいと考えている人たちや、ワーキングホリデービザの申請はしたものの、ビザの期限が近づいている方から、どうすればいいかという問い合わせも増えてきています。

そして、自転車操業で食いつないでいる留学エージェントたちは、少しでも早く申し込むとお得だと甘い言葉で営業をしています。また、いくつかの語学学校は信じられないくらいの安い価格をオファーして、少しでも資金を獲得しようとして躍起になっています。


でも、焦らないことです。

今のオーストラリアの政府の発言を聞いていると、大学生などの留学生たちが入国できるのは年明けくらいから、語学学校の留学生やワーキングホリデーの人たちが入国できるのは、その数ヶ月後でワクチンができてから、と考えるのが妥当なところです。

ですから、来年から大学や大学院に通いたい高校生や大学生は、今が情報収集や出願をどこの大学にするかを考えるには大切な時期ですが、語学留学やワーホリの人たちは、国境がいつ頃からどのように開いていくのかを確認してからでも遅くはありません。焦らずに、セミナーなどに参加して情報収集をしたり、自分でできる英語の勉強を地道に続けていってください。今は、何かを決める必要は全くありません。

また、休学を考えていた大学生の方々は、今年に渡航することは不可能なので、スケジュールを変えるか、大学卒業後に1年間の大学院留学を考えてみることをお勧めします。企業の新卒採用もこれから2年くらいは低調で厳しい状況が続くでしょうから、1年間あるいは2年間、ビジネスやマーケティングを大学院で学ぶことは就活を成功させるためにも、いい選択だと思います。休学できない!と焦る必要はなく、違う可能性を考えてみてください。

悩む必要がないことは悩まない、悩むタイミングでないものは悩まない、そんなマインドセットでいることの大切さを、中小企業の社長として10年間苦労をしていると自然と学ぶことができました。先が見えない時代がしばらく続くでしょうが、今やるべきことに集中して、落ち着いて有意義な時間を過ごしてくださいね。