プラン通りには絶対にいかない

留学の相談に来る若者の中で、すごく綿密に計画を立てようとする人がいます。徹底的に情報を集めないと安心できないタイプの人です。スーパーで野菜がいくらで売ってるかとか、ホームステイ先までは交通費がいくらで何分時間がかかるのか。。。こういう人って、ツアーガイドとかが天職になるのかもしれませんね。僕は今まで、旅行のツアーって使ったことがないので、自信を持ってはアドバイスできないけど。

ただ、自信を持って言えるのは、多くの情報を集めて、細かいプランは立てても時間の無駄だということです。

留学やワーキングホリデーが面白いのは、思わぬ出会いや出来事に心を揺らしながらも、自分らしく生きていく事だと思います。だから、3ヶ月で英語がペラペラになって、そのあと日本食レストランで4ヶ月働いたら、車を買ってファームに行って、その後は、、、などのプランを綿密に立てる事は、せっかくの思わぬ出来事に出会う機会を失うことにもつながりかねないのです。

プランを立てると、そのプランが達成されたかが、評価基準になり、それはすなわち予測可能な世界で生きるだけの話です。留学でも人生でも迷った時に、プランに頼るのではなく、直感に頼った方が僕はうまくいくと思ってます。だいたい、人生プラン通りですみたいな人と友達にはなりたくないですもんね。

美味しいカフェの見つけ方

オーストラリアは日本の人々が思っているより、カフェ文化が浸透しています。どの街に行っても素敵なカフェを探すことができ、そこで文章を書くのはとても充実した時間です。(実際この文章もパースのカフェで書いています。)

では、どうやって素敵なカフェを見つけたらいいのか。今日は僕がやっている方法をお教えします。しかし、これはあくまで僕のやり方なので、ぜひオーストラリアにいる人は違う方法があれば教えてくださいね。
僕はここ数ヶ月、豆乳(ソイミルク)を使ったソイラテあるいはソイフラットホワイトを頼むようにしています。それから気づいたのですが、ソイミルクというのは商品によってすごく味が違うので、どのソイミルクを使っているかはそのカフェの味に対するこだわりを測る上でとても参考になるのです。

オーストラリアで売られているソイミルクで圧倒的に美味しくて値段も高いのがボンソイという商品です。オーガニックストアやColesなどのスーパーマーケットでも買えるのですが、普通のソイミルクが1パック3ドルくらいなものがボンソイは5ドル程度します。つまり、ボンソイを使っているカフェは原価が高くても品質を上げることに気を使っている傾向があり、豆の焙煎や牛乳選びもしっかりとしているのではという仮説が成り立ち、今のところその仮説は当たっているような気がします。
ボンソイのサイトはこちら、そしてこのページでは、このボンソイを使っているカフェの検索が出来るので、カフェ選びに困った時は、このサイトを利用しています。そしてここで見つけたカフェはBeanhunterなどのカフェ検索アプリでも評価が高いカフェと一致するようです。

どんなビジネスでも、いい会社は大切なことにしっかりとこだわっていると思います。単に価格を比較するのではなく、そのこだわりのポイントを見極めることは、とても楽しい探検です。

TPPより地元のおじさん

最近、我が家では、有機栽培をしている地元の農家の野菜だけを扱っているお店の宅配サービスを利用して、ほとんどの野菜や果物を買っています。宅配サービスと言っても、配送業者が指定時間に届けてくれる洗練されたサービスではなく、お店のオーナーがダンボールの箱に詰めて、のこのこ自分の車で届けてくれるという、昔ながらのスタイルです。

実はこのお店、前は小さなオーガニックショップを構えていたのですが、昨年火事にあって、お店の再建ができず、宅配方式に変えたのです。この話を聞いた地元の人たちが多く申し込んでいるようで、うちのアパートにも何人か仲間がいるようです。
この店のオーナーは、サンシャインコースト大学で環境学を教えている講師で、このビジネスに加えて、様々な場所で講演などを行っています。地元の環境保護のリーダーの仲間の農家たちの作物なので、安心して食べられるし、味も濃くて美味しいのです。

誰もがすべてのビジネスは環境によくあるべきだと考えています。しかし、いざ消費者の立場になった時に、価格の安さよりも環境や社会にとっていい買い物ができているのか。なかなか難しい問題です。僕はTPPの行方よりも、この地元の頑張ってるオーガニックショップのおじさんの将来の方がずっと気がかりです。

素敵な成分

基本的にはスーパーマーケットには行かず、地元のオーガニックショップで買い物をするようにしています。少し値段が高くても、できるだけ地元のものを消費して、地元の経済に貢献したいからです。ただ、日用品は日本で言うところの「マツキヨ」みたいな格安の薬局などで買っていました。そういうところでもなんちゃってオーガニックみたいな商品はあるので、まあそれでもいいかって感じです。

先日、いつも行くオーガニックショップで何気に石鹸を見たら、成分に「rain water」と表記が。。「雨水」でできた石鹸なんて、何かとてもエコな感じでいいですよね。ということで1個4ドルのこの石鹸を買って試してみたら、少ない量でもすごく泡立ってとても良かったです。ラベンダーの香りと大自然の雨水の香りが混ざって、自然な空気感が漂います。(ウソです。雨水には香りなんてありません、たぶん。)

どこかの名水でできた香り麗しい石鹸か、雨水でできた素朴な石鹸、どちらを選ぶかは人それぞれだとは思いますが、僕は「雨水」をずーっと買い続けると思います。

留学は住んでみたい国に

留学って半年とか1年とか数年とか、ある期間一つの場所に住むことになるので、場所選びはとても重要だと思います。海外における、もう一つの故郷みたいなものができるわけで、その場所は人生を通じて大きな影響を与えます。

せっかくの経験なので、ぜひ住んでみたい国や街を選んでください。僕だったらライフスタイルが豊かな国という観点で選んでいくと思います。日本よりも、生活が豊かな国に行くことで、日本に帰ってきてからの生き方の目標やビジネスチャンスを見つけられる可能性が高いからです。お得感とか合理的な理由ではなく、こんな生活してみたい!とかこんな人生に憧れる!みたいな理由の方が印象にも残るし、好奇心やワクワク感もずーっと続くと思います。

そんな観点で、僕たちのスタッフブログやWEBサイトの記事を眺めてみると、まだまだオーストラリアのライフスタイルの良さを表現できていない気がします。お金をかけて行かなくてはいけない旅先や、おしゃれなレストランではなく、毎日のちょっとした素敵なことをもっと拾い上げていければと思います。今年も、弊社のサイトを楽しみにしていてください。

2017年は旅の始まり

明けましておめでとうございます。

おかげさまで、2016年の業績も好調で、多くの留学生の皆さんに出会うことができました。留学をお手伝いするこのビジネスは、しばらくは市場も安定していると思いますが、追い風だからといって会社の規模を拡大するのではなく、今の20人程度のメンバーで楽しく、かつ質の高い仕事、つまり一人一人の若者たちの留学の成功に責任を持つ仕事を続けていきたいと考えています。
今日から、ブログのタイトルとデザインを変えて、留学生に対するアドバイスだけでなく、僕自身の生活のことや仕事のこと、そしてこれからの人生において大切だと思っている旅についての考えを書いていきます。今年の後半、たぶん10月くらいから半年くらいは家を持たず、車でオーストラリアを旅しながら経営をしていきたいと考えています。その生活はきっと僕をよりシンプルに、より挑戦的に、より若くしてくれると期待しています。自分の力で旅をすることができるのも体力的にはあと10年とか15年くらいであると仮定したら、55歳になる今年にスタートしようという結論に達しました。1年の半分は旅をしている生活というのを実現してみたいと思ってます。
旅を始めるまでに、生活に必要な持ち物を車に入るだけの量に減らし、会社の基盤をさらに強くし、スタッフ一人一人が成長できるようにサポートをし、多くの若者たちにもっとメッセージを伝えていきたいと思います。

今年も、どこかで皆さんに会えるのを楽しみにしています。2017年もよろしくお願いします。

よく言えばミニマリスト?

動物保護の仕事をし、かつベジタリアンの娘の影響もあり、家ではほとんどお肉は食べません。時々出張先や外出先で、お客様や社員たちと食事をするときには食べたりしますが、動物というものを、最近は意識してしまいます。別に動物愛護協会にもグリーンピースにも所属していませんが、無理してそんなにいっぱい動物を殺して食べなくても(食べ物の半分は捨てられているそうですし)、僕は今のところ元気だし大丈夫、っていうレベルです。

一度、動物の命をいただくということに意識が向くと、生活用品も気になります。なんでビジネスシューズって革靴なの?とか、ベルトってなんで革でテカテカしてるわけ?とか、財布は革だと味が出てくるってどういうこと?みたいなことが気になってしまうわけです。

20代の頃、文具メーカーで革製のシステム手帳のバインダーを何万冊?も作った僕が言えた話ではないのですが、最近は一切革製品も持っていません。ナイロン製のスニーカー、プラスチック製の財布、布製のベルト。スーツも持ってないし、どう見ても社長の格好ではないので、公の場を避けていたら、最近は呼ばれることも無くなりました。

僕たちは、いつも周りの目を気にしながら生きています。というか、そのように教えられ、育てられてきました。営業マンはビシッとスーツを着こなし、モテたければファッション誌でオススメのアイテムを身につけることで、相手に認められると信じて買い物にいそしみます。しかし、その投資対効果は思ったほどではなく、最近では周りの目を気にしないリーダーたちの評価も高まっています。

ということで、留学生の皆さん、プラスチックの財布でも笑わないでくださいね。

翻弄されない生き方

オーストラリアの各都市で行っているキャリアについてのセミナーで、前回くらいから追加したスライドがこの「翻弄されない」というキーワードです。何人かの留学生たちから印象に残ったフレーズとしてフィードバックをもらったので、ここで紹介することにしました。

人生の中で、自分の力ではどうしようもないこと、つまり翻弄されてしまうことに遭遇することが必ずあります。10代の頃は素敵な女の子に翻弄されるくらいで可愛い話なのですが、社会に入るとひどい会社やどうしようもない上司に翻弄されたり、事故にあったり、自然災害で家が無くなってしまったり、日本では無いことを祈りますが、世界の中では国家に翻弄されている人々も数多くいらっしゃいます。

じゃあ、翻弄されないためにはどうしたらいいのか。まずは自分がコントロールできないことはできるだけやらない、できるだけ関わらないように、僕はしてきました。もちろん、最初からすべて思い通りにはいかないし、失敗も数多くしたわけですが、やっとこの歳になってあまり翻弄される可能性は無いかなと思っています。僕にとっては(何がリスクかは本当に人それぞれなので僕の価値観を他の人に押し付けるつもりはありません)会社は雇われるより自分の会社の方がコントロールできるし、上場するより株主は少ない方がいいし、家は買うより借りた方が余計なことは考えなくて済むし、将来役に立つかもしれない見知らぬ人たちとネットワーキングするより、お客様だけ大切にしていればビジネスはシンプルに回っていくのです。

留学は、日本でのいろいろなしがらみから離れて、自分だけの生活を見つめ直すことができる、とてもいい機会です。どんな環境に置かれても自分らしい生き方を貫いてみるチャンスです。翻弄されない留学生活、翻弄されても立ち直る力を持つ留学生活、楽しかっただけの時間よりも、きっと将来に役に立つと思います。

テニスから学んでいること

昨年、ゴールドコーストからサンシャインコーストに引っ越してから、僕の人生は大きく変わりました。

まるでテニスを始めた10代の時のように、純粋にテニスを楽しんでいます。家で仕事をするようになったので、朝6時から友人と3セット(それもシングルスの試合を)やっても、家に帰ってもまだ8時30分という東京に暮らしていたらありえないようなライフスタイルです。

そんな生活の中で出来ていく同年代の友人たちは遊んでいるというより、道を究めようとしているリスペクトしあえる仲間たちです。例えば、サンシャインコーストで1番強い友人は、週何日かヨガをして柔軟性と心を落ち着けるトレーニングを積むことが、試合中でも安定したリズムを作れる秘訣だと教えてくれました。

この年齢になって、スポーツを真面目にしている人たちはオーストラリアでもとても少ないし、スポーツをしていたとしても過去の貯金を維持することを目的としています。

しかし、ここで出会うテニスの友達たちは、そうではないのです。少しでも、今よりも上手くなりたい、そのためなら、もっと努力する。そんな人々たちです。コーチも年齢とかにお構いなく厳しく接してくれます。

仕事も、遊びも究めていくことが、いくつになっても人生を豊かにしてくれることだと思います。だから20代の人々も多くのことを経験することや楽しいだけのために時間を使わずに、留学している期間は、そこでしかできないことに(英語を究めたり、地元の趣味のサークルに入るとか)もっと時間を使って欲しいと思います。

自分らしいライフスタイル

たぶん、幸せは「自分が望むライフススタイルを実現する」ことで実感できるもので、仕事とか地位とか収入とかはライフスタイルのごく一部だと思います。

すごく収入があって、大きな家に住んで、豪華な食事を毎日食べていても、あまり幸せそうじゃない人がいるのは、自分が望んでいるライフスタイルと現実が違うからかもしれません。日本の社会は相変わらず、50年前くらいの価値観が生きていて、都市に近い場所に家を持って、大企業に勤めて、それなりに出世して、週末はショッピングして、、みたいなライフスタイルから抜け出ていない人がすごく多いと思います。

しかし、この50年で社会は大きく変わり、インターネットがあれば働けるチャンスがいくらでも作れる時代になりました。僕は、ほとんど家から仕事をしていますが、若い時に夢に描いていた田舎のホームオフィスで働く(そんな洋書の写真集とか眺めてました)ことが現実になっています。これはインターネットが無ければ絶対に実現しなかったわけで、この時代に生きることができて、本当にラッキーだと思います。

オーストラリアでは、旅をしながら仕事をしている人たちにも出会います。田舎で仕事ができるなら、旅をしながらでも仕事はできるはずです。僕も来年か再来年には、そのような旅をメインにしたライフスタイルにチャレンジしていきたいと考えています。オーストラリアに来て、さらにライフスタイルの夢の幅は広がった気がします。

「自分らしい」ライフスタイルを構築していくプロセスは、とてもクリエイティブな作業です。ちょっとだけマインドセットを変えるだけで、誰にでもチャンスがある世界です。周りの人や社会の目を気にせず、そのクリエイティブな作業を始めるためにも、旅行ではなく、海外で生活してみることは若いうちにしておくべきことだと思います。