ハッピーフレンズ 上野正毅さん

上野さんは、まだ僕がうちの会社に雇われ社長で入社した10年前に、ゴールドコーストの本社で出願の手続きなどの裏方の仕事をしていました。その後、民家の1室に東京のオフィスが出来た時にも参加してもらい、会社が本当に辛い時にサポートをしてもらったスタッフの一人です。

その後、彼は実家のビジネスを継ぐということで、僕の会社を離れ、現在は会計事務所、コンサルタント、そして居酒屋の経営と様々な分野で活躍しています。毎年1回は彼の店を訪れ、近況報告をお互いにするのが、僕の東京出張の楽しみになっています。

彼と話していて面白いのは、次から次へと質問をしてくること。それも彼の仕事ですでに何かトライしていることをさらに良くするためのヒントを探すための質問です。つまり、地に足のついた質問というか、自分なりに考えたことについて、セカンドオピニオンを求めているような感じ。ですから、こちらも深く考えないと見透かされてしまいそうで、真剣です。それは僕の学びの場でもあるわけです。

僕は、成功するために大切なのは答えを探す力ではなく、問い続けられる力だと思います。問いがあれば答えを探すことは、実はそんなに難しくありません。しかし、ビジネスや経営では何が問題なのかを理解するために、問い続ける必要があり、特に若者でそのようなことができる人にあまり出会ったことがありません。上野さんは、これからも多くの質問をしながら、さらにビジネスを軌道に乗せ、周りの人たちを幸せにしていくのだと思います。

学生寮よりAirbnb?

10月は東京の実家に滞在していますが、サンシャインコーストの家を引き払って、しばらく滞在した家についてお話しします。

僕たちが車で旅をスタート出来た一つの理由はAirbnbの存在です。ホテルよりもずっと安く、モーテルよりもずっと快適に過ごせるのがAirbnbです。出来るだけ、今まで住んでいたアパートの家賃並みの宿泊費で滞在できるようには考えていて、都市では少し値段が高めでも便利な場所、田舎では値段を抑えてなど工夫して、トータルでバランスを取っています。

今まで、サンシャインコーストとブリスベンのホストの家に滞在しましたが、こんな感じの場所でした。
ここからはブリスベンの空港の近くの家

それぞれ、数日過ごすには十分な部屋でしたし、朝ごはんはシリアルやヨーグルトやフルーツがついていて、外に買いに行く必要がありませんでした。

留学生たちにとって、渡航後、最初に滞在する場所はホームステイ、学生寮、バックパッカーなどの安い宿などの選択肢しかありませんでした。しかし、これからはAirbnbも選択肢の一つとして考えるべきだと思います。もちろん、予約に関しては自分ですべて手配をしなくてはいけませんが、オーストラリア以外でも留学を経験をされた方や、海外旅行などですでにAirbnbに滞在した経験がある方は、抵抗なく滞在ができると思います。そして、学校や新しい街に慣れた頃に、友人たちの情報を使いながらシェアハウスに移動すればいいのです。

どんな家庭に振り分けられるかわからないホームステイ、どんなルームメートがいるのかわからない学生寮、そのようなことがリスクだと感じ、どんなことでも自分で選んでみたい少しわがままなタイプの人は、滞在先についても自分でコントロールしてみることをお勧めします。しかし、もし、何かトラブルがあってもそれも自分で解決していかなくてはならないということはお忘れなく。だけど、そんなトラブルも(今のところ、何も僕にはトラブルは起きていませんが)きっと自分で解決することで成長できるのだと思います。


ハッピーフレンズ 定本よしこさん

東京に出張に行く前に、数日ブリスベンに滞在するので、誰かとご飯を食べようかとなると連絡してしまうのが、よしこさんです。留学生と会うと、相談にのったり、アドバイスをしたりということが多いのですが、彼女とはひたすら楽しい話をするという、友だちみたいな元お客様です。

よしこさんは、昨年サンシャインコースト大学の教育学部の大学院を卒業し、オーストラリアの教師免許を取得、その後永住権を獲得して、今年の7月にブリスベン近郊のハイスクールに就職しました。彼女の働いている学校は、はっきり言って、そんなにおしゃれな場所でも、教育水準が高いエリアでも無いので、普通だったら躊躇してしまう人が多い勤務先です。しかし、彼女はそんな事を気にしません。やんちゃな生徒がいても自分のペースを崩さないし、この学校で認められたらどんな学校でも大丈夫だからと言って、最初から厳しい道を選んでいくタイプです。

そんな彼女の人生は、日本では高校で落第して1年余計に学校に通う珍しい経験をした後、日本の大学ではなく、メルボルンのラトローブ大学に通うために英語から勉強し、ビジネス学部を卒業しました。その後、教師になるために教育の大学院に行こうとパースに移動したのに、担当していたエージェントのミスで大学院に入学できず、しようがなくワーホリでバイトしている時に、うちの会社のパース支店の坂本に出会いました。その時点で可能性があるサンシャインコースト大学に出願すると、次の日のオリエンテーションに参加できるなら入学を許可するというオファーを受け、即断して荷物をまとめて飛行機に飛び乗り、大学院生活をスタートするという、波乱万丈な人生です。僕はちょうど、サンシャインコースト大学で勉強をスタートした直後に会って、その行動力にびっくりしてファンになったのです。
どんなスリルのある人生も、彼女はニコニコしながらヒョイっと渡って行きます。きっと、悩むことも人一倍多いはずなのに、悩むより行動する彼女のパーソナリティーには不幸も避けているとしか思えない感じです。 これからも、きっと退屈しない人生が待っているのだと思います。

若者も年寄りも確かなものを求めるあまり、悩む時間が増えていきます。人生で確かなものなんて、そんなに多くないはずです。悩むより、一歩踏み出していくことのかっこよさを、彼女に会うたびに感じるのです。

家がない快感

今日、サンシャインコーストのアパートを引き払い、名実ともに旅をする社長になりました。今週はサンシャインコーストにいて、週末はブリスベン、そして来週からは東京、1ヶ月後オーストラリアに戻ってからは、車で南下して12月末にはタスマニアに行く予定です。サンシャインコーストにまた戻ってくるのは、半年後の予定ですが、もしかしたらそのまま旅をずーっと続けるかもしれません。そして、旅をしながら、様々な街で学校関係者や留学生に会って色々な話をしていきたいと思います。
帰る家がないと言うのはある意味、快感で、どこにも誰にも縛られない感覚は親元を離れて一人で暮らし出した感覚に通じるところがあります。

人は家を持つ事で安心を獲得します。多くの人は家を持つことが人生の大きな目標であり、そのために苦労をしながら働き続けます。しかし、僕は安全を獲得すると堕落したり傲慢になりそうで怖いのです。

家を持たず、旅を続けることは(基本的には滞在はAirbnbだし)いつも誰かのお世話になって生きていくことです。そんな経験は、今まで誰にも頼らず成功していくんだといきがってきた55歳の経営者にとって、きっと新しい視点を見つけてくれると思います。

旅の途中で、お茶かビールかテニスにつきあってくれる人はぜひ、メッセージをくださいね。

ロールモデルなんて、の時代

今は、「ロールモデル」つまり見習うべき大人を目標にする、ということが死語になりつつある時代だそうです。

まずは、ロールモデルとなるべき大人の側では、終身雇用の時代はとっくに終わり、昔に比べたら安定した人生設計をすることができません。ですから、若者の見本になるなんてことより、まずは自分の仕事が成功することが重要で、余計なことは考えている暇はないのでしょう。そうなると必然的に余裕がなくなって、かっこいい大人が増える構造ではありません。また、大人になってから起業をする人も増えているようですが、10年後にその会社が生存している可能性は半分以下でしょうから、ここでも成功している大人に出会える可能性は高くはありません。

また若者の側でも、「君は素晴らしい、だから強みを活かして生きれば大丈夫」みたいな微妙な自己啓発本みたいなメッセージに惑わされて育ってきているので、奇妙な自信に溢れた人が多く、人生の目標や方向性を大人や先輩に求めることは少ないのかもしれません。そうなると、夢や目標にあまりリアル感が感じられないのです。

幸運にも、僕の20代は、本当に素敵な大人たちと出会えた時代でした。会社の上司、先輩、社長、勤めていた会社がお願いしていたコンサルタントの方々、ビジネススクールの教授、一緒に仕事をさせていただいたデザイナーやプランナーの方々、思い出すだけでワクワクするような人々との時間のおかげで、こうやって海外で会社を経営するという夢が生まれ、それに向けて何を準備したらいいのかが、少しずつ学べたのだと思います。

そして、少しだけ僕が頑張ったことと言えば、出会った大人たちから出来るだけ多くのことを学ぶために、少し無理して自分の実力よりも背伸びしたり、緊張したりしても話を聞きに行ったことだと思います。自分の知らない世界を知っている人から、なんでも吸収したかったのが僕の20代だった気がします。

ですから、20代の人に伝えたいのは、ロールモデルにならない大人の方でもいいので、とにかく話をしてみたらということです。緊張もするし、あまり快適ではない時間になるかもしれません。それでも大人たちと話す練習は、必ず将来に役立つと思うし、留学中に外国人の大人たちと将来や仕事や人生の話をする機会は、きっと皆さんの世界を広げてくれると思います。

満足と自信の間

ミックジャガーが I can’t get no satisfaction.と歌っていた、誰も満足していない時代から50年近くがすぎた現在、世の中は「自分に満足しようよ。」という雰囲気に包まれている感じがします。そして、その雰囲気に、どうも僕は馴染めません。

facebookなどのSNSは基本的に満足している人たちが集う場所なので、満足アイテムが絶え間なくアップされています。素敵なレストランで食べた料理、美しい風景、可愛いペット、楽しい飲み会、、、。SNSは日本人が何で満足感を得ているかを分析するのに必要な情報の宝庫です。食べ物なんて、中年以上の人しか興味ないのかと思ってたら、若い人たちも何を食べてるかをしょっちゅうアップしているのに、驚いたりします。

しかし、一方で、留学の相談に来たり、すでに留学中の若者たちに会って話してみると、あまり自分に自信を持っていない人が多いのも事実です。もっと高い目標を持てばいいのにと思うのですが、まずは自信がないので堅実なこのくらいで、、という感じです。

満足はしてるけど自信のない若者たち。

強い自信は困難を克服したり、挑戦して何かを達成した経験からしか生まれませんが、facebookに出すレベルの満足はお金で買えるわけで、きっとその間でどうしようか、一歩踏み出すかどうか考えているのが多くの20代の姿のかもしれません。オーストラリアに留学するという、お金では買えない達成感を獲得することを考えている若者たちに対して、しっかり苦労する道を提案して、最後まで見守り、一緒に達成感を味わえるのが、僕たちの仕事の面白いところでもあり、責任を持つべきことだと思います。

留学って「君にも出来る!」とか「君らしい、成功する留学!」みたいな、お金で買える満足の延長で提案するものではなく、「大変だけど乗り越えたら自信がつくよ」って、提案するものだと思うのです。



タフさを創り出す留学

留学後に日本に帰国して、就職などの面接でどんな話をしたらいいのかという質問に対して、いつも僕が答えているのは、「苦しい状況をいかに克服して新しい道を開拓したか」というストーリーが語れるかということです。「楽しかったです」とか「海外の友達がたくさんできました」とか「オーストラリアはいい国でした」みたいな話は小学生の読書感想文じゃないんだから、いくら語っても強い印象は残せないと思います。

絶体絶命のピンチの時には「戦う」か「逃げる」かの2つの選択肢しかありません。日本のおじさんたちには、「何もしないで先送りにする」というのも選択肢になりそうですが、きっと状況は改善しないでしょう。そして、僕のおすすめは、まずは逃げないでその問題に向き合ってみるということです。友達関係や、勉強や、アルバイトなど、留学の様々な局面での問題は、失敗すると人生が終わっちゃうほどの問題ではないはずです。そのような問題に対して、感情的にならずに冷静にそしてしっかりと考えて自分の意見を伝えてくことで、たとえうまくいかなかったとしても、交渉の経験も積めるし、その分タフになることができます。

若者に限らず、日本人に不足しているのはこのタフさです。外国人の前で、ヘラヘラせず、卑屈にならず、無礼にならず、いつも穏やかな笑顔なんだけど交渉はちゃんとやる、という大人になるには留学時代の数々の悔しい経験が生きてくるのだと思います。

試験を受けるマインドセット

オーストラリアで公立の専門学校であるTAFEや大学に進学するためには、英語力を証明しなくてはなりません。そのためにはIELTSやTOEFLなどの試験を受けて、合格するためのスコアを取得するか、あるいは大学附属や提携語学学校の英語クラスを指定された週数通う必要が出てきます。

面白いのは、多くの若者たちがそれらの英語の試験を受けるのではなく、語学学校に通うことを選ぶことです。IELTSを受けずに進学する方法を問い合わせてくる方も少なからずいらっしゃいます。そのような若者たちは、テストを受けることにすごく拒否反応を示すのです。試験というものにとても緊張するタイプなのか、試験にあまりいい思い出がないからなのかわかりませんが、試験を回避したいという思いは、今の若者たちの特徴なのかもしれません。日本の大学への進学も推薦入学が多いらしいですもんね。

試験で自分の実力を見せることよりも、真面目に勉強している姿を評価してもらう方がリスクが少ないという考え方は、これからの時代は通用しなくなってくると思います。やるべきことは早く終わらせて、新しいことにチャレンジする人の方が、言われたことはちゃんとやってますので評価してくださいという人よりも、組織は必ず評価するでしょうし、人間的にも魅力的な人が多いと思います。

このような仕事をしていると、様々な局面で、若者たちのマインドセットを観察することができます。リスクを恐れて、できるだけ先延ばしにするタイプの人に、今、まずはチャレンジして学んでみて、そこから次のステップに踏み出すことの大切さについて、僕も嫌われるリスクを恐れずアドバイスしていきたいと思います。

海がプラスティックだらけになる前に

先日、サンシャインコーストのイベントで、A Plastic Oceanという環境問題をテーマにして映画の上映会が近くの高校で開催されました。うまく探せませんでしたが、日本でも上映会などは開かれているのかもしれません。

内容は、プラスティックやビニールの廃棄物がリサイクルされず、そのまま埋め立てに使われ、それらが海にどんどん流出したおかげで、海には多量のプラスティック製のゴミや、粒子状になったプラスティックが浮いていて、魚や海鳥、亀、クジラなどの海洋生物に深刻な影響を与えているというものです。深刻かつ緊急に対応する必要のあるテーマなので、日本の皆さんも、ぜひどこかで探して観ることをお勧めします。

どうして、こんな危機的な状況になるまでプラスティックの害について、僕たちは気づかなかったのか?それは、僕たちがプラスティックやビニールで包装されているものの方が安心だと感じるように洗脳されてしまったからだと思います。例えば、スーパーマーケットで、土がついた野菜よりも綺麗に洗われてビニールのパックに入った野菜の方に手が伸びてしまうのは僕だけではないと思います。そちらの方が、便利とかと言うより、綺麗なものと言うイメージを持ってしまうのです。そして、そのビニールのパックは、そのまま捨てられ、長い時間を経ながら環境を汚染します。

オーストラリアでは、包装に使われるビニールやプラスティックの95%がリサイクルされず、一度だけ使われて、廃棄されるそうです。それを変えるだけでもプラスティックの消費量は随分と減ると、上映会の主催者は話していました。クイーンズランド州は来年からスーパーなどでのプラスティックバッグの使用が禁止されます。政治とは、このような利害関係が一致しないであろう問題について、長期的な見地に立って判断をするためにあるのだと思いますし、僕の会社でも今年は環境問題について何かしらのアクションを起こしていきたいと考えています。




進学版サイトを改訂しました

僕の会社が堅実な成長を続けている要因の一つが、競合の会社に比較して内容も検索順位も圧倒的に強いWEBサイトです。例えば「オーストラリア+留学」と検索すれば、「オーストラリア留学センター」サイトが、「オーストラリア+大学」と検索すれば「オーストラリア留学センター 進学版」サイトが一番に出てくると思います。

それぞれのサイトを、3年ごとくらいで改訂をしているのですが、デザインや内容はその度に、どんどんシンプルになってきています。その理由は、僕たちが何をお客様に伝えたらいいのかが、明確にわかってきたということと、スマートフォンでサイトを見る方たちが80%に近い状況の中でスマホで見やすくということを徹底的に考えているからです。まだまだ、修正しなくてはいけないところも多々あるのですが、おかげさまで、改定後10日にもかかわらず、先月よりも問い合わせが増加しています。

最終的には、このサイトをオーストラリアに進学したい高校生や大学生たちのガイドブックに代わるものにしたいと考えています。かつて、留学情報は留学ジャーナルなどの雑誌や、留学エージェントがイベントなどで配るために作成したパンフレットのような紙媒体でした。ガイドブック的な読み物は紙媒体、学校の最新の情報はWEBサイトでみたいな棲み分けがあった時代も終わり、両方のコンテンツを網羅したサイト作りを極めていきたいと思います。

また、昔のブログにも書いたように
資料請求はごめんなさい
うちの会社では、ほとんど紙の資料は制作していないので、WEBサイトにさらにエネルギーを使っていきたいと思います。